ラッキー

2018年4月21日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎ややこしい映画は考えてはいけない

今日は、少し仕事が落ち着いたので映画でも見ようかなとおもって、今上映中の映画リストをみてみます。スピルバーグの新作かな、、と思いきややはりマイナー好きな私は小さな上映館へ。この間なくなってしまった、ハリー・ディーン・スタントン主演の「ラッキー」を見にいきます。「パリ、テキサス」「ツインピークス」に出ていた個性的な私好みの俳優さんです。
でも「ラッキー」には、デビットリンチも友情出演。これ観ないわけにはいかないでしょ。

これらのややこしい映画は理解しようと思ってはつまらなくなります。ただ全面的に空気のように受け取る方がいいのです。だって、人生なんて人間が生きていることなんて答えもないし、真実もいろいろ。
現象と言っていい。

ラッキーもただ毎日起き上がって同じヨガのポーズをやって、同じ道を歩いて同じカフェへいって、同じものを注文、そして同じことを言って、同じバーで同じアルコールを飲んで同じように眠る。
そしてそのサイクルが少し崩れた時に死への不安がやってくる。

で、なんなんだ。。。生きて死ぬこと、それは哲学的なことを何度語ってもでも語り尽くせず、いつかふと違う世界に足を踏みれいる瞬間を受け入れることなんだろう。

若い時、この俳優さんをみていて、いろんなことを思い出しました。ヴェンダースのロードムービーが好きだった理由も思い出しました。そうそう結論ってないんだっけ。時々人生にはエンターテイメントもあるけど、大概は日々繰り返しの連続。何となく旅のように景色が変わっていく。

久しぶりにみんなが歩いている大きな道からはずれて小さな路地に入り込んだような気分になりました。

岡部泉