母の命日

2017年8月20日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎今年は花火が上がらない

母がなくなって11年が経とうとしています。母が亡くなる前日は多摩川の花火大会でした。病室から華やかに上がる花火を見て満足してあの世に行ったと思いました。花火が好きだったな。母自身も夜空を彩る花火のように明るく華やかな人でした。誰にでも優しく楽しく接する母だったので、どこにいっても輪の真ん中にいる人でした。親子でもこうも違うのかと思うくらい陰と陽。
今年の多摩川の花火大会は豪雨と雷で散々。花火は次へ持ち越しです。

あれから10年あまりが経ったというのに、相変わらず私は成長もせず同じようなことに悩んでいます。どこかで母みたいに吹っ切れた人生を送らないとと思うのですが、元来、母のように花がないので仕方ありません。「私は私なりだね」、額の中で明るいオレンジ色の服を着て微笑むお母さんにそう話しかけて気がつきました。「あれっ、だんだん顔が似てきた」。でも、考えてみたら年をとると誰でもたるんで似てくるものかもしれません。

岡部泉