風流生活2015

2015年3月22日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 風流生活日記

■何だか楽しい、嬉しい。

仕事ばかりで慌ただしい私に対して、友人からの質問、「一体これまで一番楽しかったのはどんな時?」。その質問にはっとしました。えっ、楽しかった時って言われても、ここ十数年、何もないような、、、しばらく考えて、そして良くと思い出してみると、、、土をこねて、ろくろ回して、形をつくって、絵を描いて、釉薬かけて、、、そんな土いじりに近い陶芸をやっている時でした。工房に行くのが楽しくて、一緒にやってくれていた女の子たちとご飯を食べたり笑ったり。

そうだ、私はそんな手仕事が好きだったんだ。いつも何か誰かの役に立ちたいと思って働いてきました。しかし、いつの間にか自分の生活がなくなってしまいました。自分の楽しみが何だったのかもわからなくなっては、人間として余裕もなくおかしなことです。ずっと前からやってきた工芸の仕事。また始めよう。そんな思いに答えてくれたのがA女史。やはり手仕事好きの仲間です。

私は二十五年ほど前に、「風流生活」という日本の良質な暮らしをテーマにしたブランドを立ち上げました。震災があって、風流どころではなく東北にむかいました。その間ずっとお休みをしていましたが、こうして新たに風流フレンズを迎えて、決意を固めました。また始めよう!風流生活。そして、風流生活をもっと深堀するために我々は風流会を結成しました。

民芸から工芸、そして美術品。どれも良いですが、私たちはそこに風流のルールを設けました。美というもの、それは権威を誇るものであってはいけなく、格というもの、それは物の本質を分限をもってわかること。こんな会話が果てしなく続きそうになります。こんなことを考えるのもまた楽しい事のひとつになりました。ようやく私に楽しき事が幾つか戻ってきました。それがとても嬉しく有り難く。

岡部泉