いわての手の仕事

2015年1月18日 | izumi | 未分類, 風流生活日記

■愛おしい手の仕事は少ない

先頃、岩手の手の仕事と言う素晴らしい書籍を借りてきました。そこには、竹籠、布、うつわ、うるし、などの手の仕事がていねいに書かれていました。こんなに岩手にあったのかと思わせる素晴らしいものでした。岩手にこれだけ来ているのですから、訪ねていかないわけにはいきません。今回は花巻から。しかし、歩いてみると、ひっそり。もう手の仕事は下火すぎるほど。時代です。その中でも、さき織をやられている方に出会います。古い着物を裂いて織っていきます。一枚として同じものがない織物です。裂いた生地によって文様が変わっていきます。こつこつとした仕事です。長い間、お話を聞いて、また撮影に生かされるように、織物を買いました。こんな端切れも捨てられないのよとその方は、袋につまった端切れを愛おしそうにみておっしゃる。私も同じです。そう、申し上げたら、どうぞもっていってくださいと。うれしく遠慮なく半分くらいをいただきました。これを額にしてみようと思っています。雪の降る中、その端切れでつくったのれんを横にして写真をとらせてもらいました。愛おしい、、これが手の仕事です。

次は花巻のこけし探し。さき織のお隣のこけし屋さんは、山に木を切りにいったらしくいませんでした。こけし屋さんを営んでいたというお店を訪ねました。ガラスケースに沢山こけしが並んでします。愛おしい顔のこけしが沢山。その主にお話を伺います。昔はこけしが売れたのよ。だからこんなにあるけど、もう処分して時代にあった新しいものを仕入れしようとおもっているのよと。商売だからねと。でも、私と逆。ガラスケースに入ったこけしは昔の人が作ったもので、どのこけしも職人の年齢が明治という札がかかっています。でもその愛らしい顔から目が離せません。うちにもこけしはありますが、また違う味わいです。

最近はこけ女という女の子がいるらしいですが、この何とも言えない愛おしさが時代を超えて共感されるものなのでしょう。

気に入ったこけしさんを購入。店の親子もこけしの好きな人に買ってもらって良かったわとすがすがしく話していました。

これでこけしの系統図がだんだんできていきます。

岡部泉