今年最後の仕事

2014年12月29日 | izumi | あめやえいたろう物語, イエローデータデザイン日記

■今年も忙しかったけど、ありがとう

昨日から、来年の新バージョンの商品を発売するためにパッケージをつくっています。あめやさんの仕事です。思い起こせば、榮太楼総本舗から独立したあめ専門店として「あめや」というブランドを出そうとして必死になったのも年末でした。あめやという名前から商品の開発までを一気に年末にやりました。発売が2月という強行軍でした。こうしてばたばたとやっているとその時の慌ただしさを思い出します。

それに比べれば、どうという事のない量ではありますが、数にしたら20点ほど。こうして、来年、また良い業績をつくってもらえればとデザインをします。商品というものは、生き物と同じで、手入れをしていないと古くなったように見えてきます。伝統は繰り返し降り注ぐ時代の変化に耐えて残った「蓄積」と「進化」の上にあります。このえいたろうあめを作り続けて80年あまり。しかし、この榮太楼さんのあめは、伝統を上手に表現しきれる場を、作れてこなかったように思います。伝統を続けさせてあげる場つくりも重要なことです。でもこうして全く新しい着物を着せてあげることで、お客様が集まる場ができました。挑戦的な伝統のつなげ方です。

中身も進化しているのです。食品は体に害のないことがもちろんのこと。その上にさらに体に補給できる何かをもつことが大切だとおもっています。栄養もそうですが、癒しも大切な補給要因です。食品はメッセージを伝えることもできるのです。

そんな思いをいつもこの商品にこめて考えています。

このあめやというブランドが、私の食品開発の原点となりました。楽しく、美味しく、そして体にいい。そしていつも新しい。それが次の伝統への一歩であること。

こうして、年末に慌ただしく仕事をしながらいろいろな事を思い出しました。自分が考えデザインした商品なのに、今になって自分が育てられてきたように思います。ありがとうあめやさん。

岡部泉