岡晋吾さんの展示会

2012年10月7日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 風流生活日記

■やはり凄い、そして良いです

久しぶりに三越の展示会で岡さんにお会いします。岡さんは、私が大好きな陶芸家さんです。これほど勉強していてなお、洒脱なかたは他にないと思っています。
今回も、新しいもの見せてくれています。薪で焼いた染付は、まるで明の時代のもののようであり、完成度が高いものでした。この良さが誰にでもわかるものではないかもしれません。しかし、陶芸を志すものにとっては物凄い刺激になると思います。

器談義に花が咲きました。やはり、私は器が好きなんです。改めてそう思いました。器は料理を引き立て、料理を、後ろからサポートするものです。器が良ければ、料理の数パーセントは格が上がるのです。

器談義ができる人は少なくなりました。日本に余裕がなくなったのでしょうか。器がわかることって、ほんのすこし前までは、文化人の嗜みであったと思います。学生の頃からよく博物館や美術館巡りをしました。遠い時代をさかのぼって、その器の出来た社会的背景や作り手の暮らしぶりがわかる気がするのです。いい器には、人の手や能力を超えた何かが宿っています。

また、手仕事を応援する仕事に戻りたくなりました。来年に向けて、器愛しという本でも作ろうかと思いました。

岡部泉