大分よいもの巡り

2011年7月8日 | izumi | 郷土力を探る

■町を知らずして企画はできない

ということで、今日は、大分巡りです。前に来た時は、別府の地獄谷温泉と遊園地ラクテンチなどの別府巡りでした。今回は、すこし遠くまで足を伸ばします。

昨日頂いたお酒の酒蔵「鷹来屋」さんにおじゃましました。道路の脇にさらさらと水の流れる地域です。きれいな水と米からお酒は始まります。酒米もつくられているそうです。こだわりですね。ここは本当に小さな手づくりの酒蔵です。今は、すっかり酒作りは終わってしまっています。がらんとした酒蔵を見学したあと。朝からいろいろなお酒の試飲をさせていただきました。それと酒粕シフォンと酒粕プリンも。酒粕ブームとはいえ、酒粕の新しい可能性が見えてうれしくなりました。酒粕は日本古来の発酵食品。時代のニーズがつくるアイデァでまた復活です。

お酒のお土産をいただき、次に向かうは東洋のナイアガラ。大きくでました。吊り橋から見る滝は、ナイアガラよりは小さいけれど、今日は水量も多く元気に流れ落ちています。

次は、男池の湧き水を見に行きます。どうも今回は水巡りの旅です。道路から森に入りしばらく歩くとこんこんと湧き出る泉があります。そんなに深くはないのに、その湧き水の色はきれいなブルーなのです。支笏湖の氷濤祭りの氷のブルーを思い出しました。純な水の色を水色というのだと思いました。柄杓ですくって飲んでみました。うーーむ、利き水師だったらなんと言うのかな。。水の味を表現できたらすごいです。

森のなかのオゾンをたっぷり吸いながら、川の流れる音や木立の光の中を歩くと屈託なく遊んだ子供のころの記憶が甦ってきます。これが、きっと今年の一瞬の夏休みでしょう。

その後は、阿蘇岳を見ながら由布院へ。

由布院は、町作りのお手本です。もう20年程前に由布院の駅が出来た時に訪れました。磯崎新さんの設計の駅です。そのシンプルさに驚いたのと、その潔さに感心した記憶があります。現在の由布院の駅長さんにお話を伺いました。この駅丹には改札がありません。そのかわり、列車がつくと駅員さんが、切符を受け取るのにばたばたと動き回るそうです。でもそれがお客様とのふれあいになるそうです。由布院の駅の役割は、由布院のお客様をお迎えしお見送りすること。そして、お客様を商店街にお渡しすること。ここ由布院は観光協会含め、本当に連携がとてもスムーズにとれている珍しい町と伺いました。朝の7時ごろに頻繁に会合が持たれるそうです。どの店も助け合いの精神だそうです。駅にはゴミ箱が一つしかありません。だれもゴミを捨てないし、駅に併設されたギャラリーの作品を傷つけることもないそうです。このシンプルですが凛とした駅の佇まいが人を教育しているかもしれません。

駅長さんと近くのお豆腐やさんで昼食。おいしいお豆腐のコースでした。心もからだも健やかな満足感に満たされました。由布院は文化度が本当に高いです。美味しいものがある町はいい町です。またしてもこのフレーズを言いたくなりました。

文化度が高いといえば、私の大好きな無量塔。20年前に来た時に、ここが求めていた宿だと感激しました。大人の美意識がつまった宿。Tan’sBarのスピーカーには敬礼したくなったものです。お部屋などを案内していただきました。7年ほど前にできた新しいお部屋は、まだ見た事がなかったのです。細部にまで趣向を凝らしたお部屋でした。あら、この漆の文箱。昔、私がつくったもの。こんなところで出会えるなんて。私の大好きな無量塔さんに嫁入りしてくれていました。ありがとうございます。

ここまで贅を尽くした宿は滅多にないでしょう。こういう宿をきちんと日本は残してもらいたいものです。

Tan’sBarでおいしく懐かしいPロールとチーズケーキをいただき、安心院のハーブ園に向かいます。ブラックミントは、強烈に香るやつでした。これでモヒートつくって天気のカンカンな日にぐぐっと飲むとさぞ美味しいだろうな。。ハーブ園を運営されている高野さんは、まさにハーブ博士です。いい商品をつくるためにはいい畑といい作物を持たなければなりません。化粧品であろうと食べてもおかしくないものでつくることが基本でしょう。そんな意気込みを感じる商品を沢山おつくりでした。一緒に商品つくりをしたいなと思わせる良い商品ばかりです。頭の中ではすでにこんなんと商品が浮かんできました。

そんなこんなで大分巡りは、いいもの巡りとなりました。ありがとうございました。そして、今夜は大分でおいしい肴に出会えるはずです。さぁ、大分の夜へと移りましょう。

岡部泉