生きてるかぁ〜って

2020年3月7日 | izumi | イエローデータデザイン日記, ソウルオブ東北

◾︎また心配していただき・・

東日本大震災から9年が経とうとしています。街はだんだんと復興してきて綺麗になりました。道の駅もできました、防潮堤もできました。しかし、この3月11日が近づくと心が塞ぐという方も多くいらっしゃいます。まだまだ心の中の不安や恐怖はなくなっていないのです。2人に1人にPTSD症状が見られると新聞に掲載されていました。

そんな中、ブログの更新を怠っていたら、「生きてるかぁ〜」ってメールが来ました。宮古市田老町の漁協のH氏です。ブログが更新されていないと心配される方がいます。すみません。

田老はそれはそれは大きな被災に見舞われて大変なところです。二重の防潮堤を越えて大津波が町を飲み込んでいきました。私も支援活動で何度もお伺いし、昨年まで水産加工場の調査事業をさせてもらっていました。
今年もはやどりワカメをいただいたり。。わかめうどんにしていただきました。綺麗な緑色が鉢にいっぱいに広がって、東北の春一番を感じます。

NHKスペシャルで「東日本大震災9年の謎、国内最大級の巨大津波、海底に潜む未知の脅威」と題して宮古市でおこった津波を解明していました。
その番組中に田老の防潮堤を黒い津波が乗り越えてくる瞬間をH氏が捉えた衝撃的な写真が取り上げられていました。
防潮堤を越えた黒い津波はあっという間に住宅の壁を押し倒しどんどんと加速していきます。
そして沿岸の町は跡形もなく海にさらわれていったのです。その惨事が始まる瞬間です。息を呑むような瞬間です。
助けられなかった人たちに申し訳ないと思う心咎めもあったとのこと。みなさん、同様に苦しい9年であったことでしょう。

震度と津波の大きさは比例していなかったということもわかりました。サイレント津波です。惨事があり研究が進み、解明の糸口が見つかりました。

小学生だった子供たちは高校生になり、中学生だった子供が大人になっていくこの9年の年月。この惨事を見つめ、悲しみを乗り越えて先に進んでくれることを祈ります。

最後に
「防潮堤はこわれても〜田老の海〜」 このブログを是非読んでほしいです。
つぶさに震災時から現在の田老町の様子がわかります。

岡部泉