二風谷

2019年7月14日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎ゴールデンカムイがいっぱい

碧の座の細かな残工事が終わり、ようやく気持ちが落ち着きました。最後の味付けに入ります。碧の座は、北海道の縄文からアイヌ、そして現代までの祈りの文様や文化を空間に取り入れています。「つなぐ」がテーマなのです。

ということで、縄文文化からアイヌ文化の手の仕事を展示していくことにしました。特に文様は、自然と暮らすには身を守るために呪術的な意味をもつものです。縄文文様もアイヌ文様もその形に意味があります。

館内のテーマをつなぐ展示品に着手するために二風谷に向かいました。
北海道には幾つかのアイヌコタンあります。白老、二風谷はアイヌ文化の聖地のようなところです。木工の作家さんや、刺繍の作家さんがひとつひとつのチセ(家)で実演をしてくれています。

トンコリをつくる方もいます。トンコリはとても好きな楽器です。実際に弾かせてもらいました。縦に抱きかかえるようにトンコリをもちます。好きなように弦を弾いてよいそうです。ギターと違って弦を押さえることはありません。この適当というのがとてもいいのです。その方が言うには、この音色がカムイに近づけてくれるそうです。心臓にトンコリが当たるので、その振動がカムイとつなぐ効果があるとおもいました。

トンコリが欲しくなりました。そんなことを話していたら、今、野口さんのをつくっているんだよと木工作家さんはいいます。へぇ、、野口さんとは「ゴールデンカムイ」の作家さんです。二風谷には「ゴールデンカムイ」のポスターがたくさん貼ってありました。リサーチによく来られるそうです。あれほどアイヌのことが書かれている漫画もないのではと思います。アイヌの道具や言葉の説明などがきちんとされているので、なるほどなるほど、、とうなづき、アイヌの衣装も丁寧に書かれていて、アイヌコタンの地区もよくでてくるので、とても身近に感じるのです。

ゴールデンカムイを読んで二風谷に来る人も増えたそうです。漫画こそが観光と地域活性化に役にたつ最な近道かもしれません。

岡部泉