碧の座工事会議1

2019年2月18日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎しじみ入れ始まる

ロビーの土壁はこの地の古代の地層を表現するために天井から徐々に薄茶、赤茶、黄茶、こげ茶、黒など地層色の土を重ねて塗っていきます。かつでの縄文人の豊かな生活を連想させるようなしじみを大量に入れ込みます。しじみは北海道の味噌醤油屋さんが出汁になったしじみを大量に使います。

一体何個入れ込むんだろうと思います。細い足場に左官やさんが並んで座り一つ一つ入れています。電線に止まったすずめのようです。巨匠の久住さんも手際よく入れ込んでいきます。私もそのとなりでしじみを入れます。こういう黙々とした仕事は心が落ち着きます。

こんもりとしたしじみを一番上の足場から眺めてみます。この足場が取れたら見れない光景です。しじみが土壁の空に浮かぶ雲のようにも見えます。久住さんが、この土壁の工法に名前つけようよと言います。この名前をつける権利はこの土壁を考えた人にあるけんと言います。

そうか、、なんて名前にしよう。土を積んでできた土壁です。なおかつ立体的です。この土壁が完成するまでに考えておこう。
またこんな仕事したいですねと久住さんと話します。やはり面白い仕事がいいです。わくわくする仕事がいいです。

あとはこの土壁とほかのものとのバランスを取るのが私の仕事です。
いよいよ緊張の時が始まります。

岡部泉