縄文展

2018年7月26日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎一万年の調和の時代

私の大好きな縄文の展覧会です。この時代が好きなのはとても心が豊かな時代だからです。一万年も続く時代があるでしょうか。所有という考えを持つと人は争い、戦います。この時代は分け合い、再生を祈り、死を大切にします。この間行った千歳のキウス墓石群も二戸の御所野遺跡もお墓を中心にして環状型に家があります。お墓こそが蘇りの祈りを捧げる神聖な場所だったようです。縄文時代こそ自然と人と人の調和の時代だったと思うのです。

今回の縄文展の見所は土偶です。名だたる土偶が一同に揃っているのです。わくわくします。大学生のころ、自分は遮光器土偶に似てるなって思っていました。あの大きな目は眩しさを避けるためのゴーグルだったのか、、遮光器土偶もいいけれど、やはりもっと古い時代の土偶も素敵です。万博の太陽の塔のモデルになったと言われる筒型土偶もいました。造形的には、ジャコメッティも驚きの縄文の女神なんだと思います。なんと美しいプロポーションなのでしょうか。ほれぼれします。

土偶が一番出土している県は岩手県だそうです。東北の土偶にいいものが多いのです。北海道の千歳あたりから南の日本全国に縄文文化はあったとされています。その中で東北、そして岩手に土偶が多く発掘されているのは、もちろん県土が広いこともありますが都市開発が盛んでなかったからなのかもしれません。東京だって縄文遺跡があったでしょうが、開発優先で見ないことにしてきたのかなと思ったり、、二戸の御所野遺跡はほとんど当時のまま再現されているとのこと。そんな県ってあまりないかもしれません。
この原始の風景が、岩手県のいいところなんですね。

展覧会の縄文クイズにも回答しつつゆっくりと眺めていたら、あと30分という閉館のアナウンス。えっもう。あと半分もあるのに。残念すぎます。もう一度来なくては。

岡部泉