ソウルオブジャパン理事会

2018年6月13日 | izumi | イエローデータデザイン日記

■フードビジネスのリーダー育成

今日は私が理事を務めさせていただいているソウルオブジャパンの理事会でした。アメリカのナパバレーの料理大学で日本食を紹介するイベントを担当させていただいてから、この団体を立ち上げました。さすがアメリカ、フードビジネスの国です。そのフードビジネスがただの飲食店というレベルではなく、ビジネスとして、食の技術と知識はもちろんのこと、教育、育成、そしてマネージメント、、ビジネスの基本と継続可能なシステムがしっかり根付いています。日本はまだまだ包丁一本という歴史もあって、ビジネスへと成長しづらいところがあります。高度成長の時代、日本で成功したフードビジネスの会社は、多くはアメリカでビジネスを学んだ経営者がアメリカに習ったフードスタイルを取り入れた会社であったとおもいます。ファミレス、カフェ、マーケット、コンビニ。
そして今世界での空前の日本食ブームの中、寿司、ラーメンを代表とする日本食をベースにしたフードチェーンの会社が台頭してきているようにおもいます。

アメリカ型のビジネス体系を学びつつ、日本文化の精神構造も取り入れてという人材育成のスキームはないだろうかというのが今日の課題でした。日本は口伝という仕組みになりづらいスタイルがあります。あと、阿吽とか、慮るとか、とても見える化や数値化できない文化構造があります。なかなか日本人でさえ理解できなく、そんな教育も受けていないという現状。AIの方がよっほど覚えが早いのではと思ってしまいます。

成功という言葉は売上に比例するのかどうかということについては人それぞれです。フードビジネスというジャンルに入ってしまったら、もう拡大、成長戦略という方向になってしまうのかもしれません。大概、人はそれを成功を呼んでいます。しかし、拡大できなくなったら、負けたような気分になるのでしょうか。
小さくとも充足感のあるビジネスをなんというジャンルと呼べばいいのかわかりませんが、その時代を生き抜けるほどの大きさで自然と向き合い、風景を大事に思えるようなビジネスが私は好きです。

しかし、今日は大きなフード企業を対象にしたリーダー育成セミナーの話です。土台がしっかりとしていて、潤沢な時間と資金がなければこのセミナーには参加させてあげることができないのです。それでも日本のフードビジネスを担う大切な人材が育ってくれて、日本の生産者や食材や風土を大切に思って入れるようになればと思うのです。

そして、小さいけれど力強く生き抜ける個人店主の経営スキームもやがて、できるといいなと思うのでした。小さい店舗が街の風景をつくるのです。役割は違えど大切なことなのです。小さく美味しい店がある街が住みやすい街であることを忘れてはならないのです。

岡部泉