解き放たれた

2020年6月28日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◾︎もう止められない、人の欲望

あんなに静かに自粛できていたのに、最近はもう自粛前のような様相です。超都心はまだまだ規制が厳しいので、警戒する空気が流れています。六本木通りを車で通ったのですが、こんなにも人がいないんだと思いました。
ただ、住宅地よりの東京と人の顔が隠れてしまうような都心の繁華街はもう元どおりのように見えます。
ここ富ヶ谷も、代々木公園に行く人でわさわさしています。

小さなバルにも人がいっぱい、いつも通りの満席。もう解き放たれた人の欲望は止めることができません。
あとはなんとなくウイルスは広まりつつ、治療しつつ、そのいいバランスを保つことを望みながら、、これを繰り返すのでしょうか。1日も早いワクチンの活用をのぞみます。

人は誰かと話したり、触れ合ったりしたい生物なんだな、、そんなことをあらためて思いつつ、わさわさしている若い人たちの間をくぐり抜けながら、誰もいない事務所に急ぎます。

岡部泉

富士桜高原の家

2020年6月20日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◾︎めでたく地鎮祭

富士桜高原という東京から車で1時間半ほどの素敵な別荘地です。ここに富士山を真正面に見る別荘を建てることになりました。
富士桜高原の中でも一番広い土地です。この土地にどう建てようかなと考えましたが、富士山が大好きなオーナーのために富士山と同じ形の家を建てることにしました。
コロナ禍でもあり延び延びになった地鎮祭を行います。富士山は残念ながら雲の中でしたが、梅雨の最中、天気もまずまずでほっとしました。
ここからまた工事が始まります。こんな瞬間がワクワクします。そして日蝕。いろんな力が加わります。

新築の個人邸宅を建てるのはこれで2軒目です。二つとも奥様からの直接依頼です。私がつくった旅館に泊まられて、連絡をいただくのです。
最初は男性の建築家かと思う方もいるのですが、奥様には気に入っていただけるのが嬉しいです。家は奥様が主導権をもって決められるようです。

来年の今頃には、この富士山を正面に優雅な別荘ができているはずです。頑張ろう。

岡部泉

移動解除

2020年6月19日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◾︎久しぶりの北海道

県外の移動が解除されて、なんとなく新幹線も飛行機も通常の体制に向かって動き出しました。私もいつものように出張が増えてきました。
こんなことになる前は一週間のうち2回ほど出張していました。考えてみるとよく体がもっていたなと思います。

久しぶりの北海道。なんとなく懐かしく感じます。ここ数ヶ月が嘘のように蘇ってきます。こんなに間をあけたことはありませんでした。
いつものように空港に迎えにきてくれました。車窓から新緑の北海道を眺めます。桜の季節は終わってしまったものの薄緑の木々が美しく新鮮な気持ちにさせてくれます。
十数年にわたってこんなに通った土地は他にありません。

今日はアイヌの工芸の陳列です。碧の座を「縄文からアイヌへ、そして現代へ」というテーマのもと、美術館のようにする計画です。久しぶりの碧の座はやはり感動的です。想いがこもった館です。
こうしていつかまたこんな案件に携われることが来るのだろうか。

夜は、このグループの代表家族と会食です。久しぶりにお会いします。きっといいワインを持参してきてくださることでしょう。
こちらも楽しみ。

観光も大変な時ですが、また新しい観光の形を考える機会でもあります。また進化した旅館をつくれたらと思います。

岡部泉

アイヌ語

2020年6月3日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◾︎アイヌ語変換ソフトはないのかな

やらねばと思っていた仕事にかかります。北海道のホテルをアートホテルとして完成させるために、二風谷のアイヌの作家さんに伝統的な民具の製作をお願いしました。
それが出来上がり、額装しました。

鮭の皮の靴、女の子用のマキリ(小刀)、イオマンテに使う花矢、手甲、脚絆、前掛け、そして、水筒かわりのエゾシカの膀胱、そして、このホテル用に作ってもらったマーク入りのトンコリ(樺太アイヌの五弦琴)、、などなど。

額装してくれた人もびっくりしていました。特に鮭の皮の靴。これは匂いもすごいのです。先人のアイヌの話によると滑りやすく雪など降るととても冷たいそうです。濡れた靴を囲炉裏にかざしていたら焦げてしまって穴が開いたり、脱いで置いといたら動物がその靴をくわえてもっていってしまって帰れず困ったとか。。

さすがに私は学生の頃からアイヌアートに触れていたので、親しみいっぱいです。民族学が大好きなのです。やはり背景を考えるととても興味ふかいです。

そのキャプションを考えます。古い本をひっくり返して、調べます。そんな中、アイヌ語というものは小さいカタカナが多く使われます。というのも口伝だからです。文字を打っているとその小さいカタカナが打てません。なんとも微妙な音をカタカナに変えているのですから仕方ありませんが、小さいプとか小さいシとか、、困ります。こうして本もあるのですから、アイヌ語の変換ソフトはあるんだろうか。。

調べ物をして、ようやく最後の作品まできたと思い、時計を見るとなんと夜中の1時。あれ、、夢中になって時を忘れるとは、、電車もなく久しぶりのタクシーです。

岡部泉

コロナが教えること

2020年6月2日 | izumi | 「リゾートスパ森の謌」物語, イエローデータデザイン日記, 未分類

◾︎アメリカと日本の不安不満

黒人が白人の警察官によって死亡してしまった事件。テレビで見る限りですが、ものすごい抗議デモになっています。日本ではあまり感じられない人種差別。そのデモの激しさにまたコロナの感染が広がらないかと心配になります。しかしその怒りは、そんな心配を超えて、人種差別、根深い格差問題、そしてコロナによる不安から助長され大きなムーブメントになっているようです。

日本は世界でもコロナでの死亡者が少ないことが奇跡と言われています。日本政府の施作が今ひとつであったのに、まさにミステリアスです。日本人の接触の少ない生活様式や風習が大きな防止になったのは間違いありません。またアメリカよりも経済格差、貧困層も少ないことが挙げられると思います。

コロナが様々な問題をあぶり出しています。不安不満は平和から遠いものです。我慢強い日本人ですが、そろそろ我慢も限界にきているようにも思います。こんな土壇場で知りもしなかった法案をこそこそ通そうとしたり、今世紀最大の難局の議事録を残さなかったり、おかしなことばかり。そんな姑息で保身ばかりの政府に、嫌気がさしてきました。

岡部泉

美々卯

2020年6月1日 | izumi | 未分類

◾︎超都心はまだまだ厳しい

自粛解除になって初めての日曜日。しかし、相変わらず会社へ出勤。だんだんと人も増えて街が動き出しました。飲食店がバロメーターになります。

うちの会社のような都心のようで、住宅も共存している地域は、お店の復活も早いようです。とりたてて厳しい空気感が漂っていません。今は、自粛前とあまり変わらないように思います。

それに比べ、銀座などの超都心は厳しいです。不振になるのも早く、復活も遅い。家賃も高い。
ソーシャルディスタンスを監視され、守っているのも超都心の店です。テーブルがひとつおきになっていたり、パーテーションがあったり、、、これが新しい飲食店様式でしょうか。
条件の違いがありすぎです。それでも給付金や協力金は一律。納得のいかない人もいることでしょう。
うちの会社も給付金のひとつも入ってこないのです。

美々卯といううどん鍋の店が閉店になりました。学生のころから行っていた京橋にある伝統の店です。銀座の画廊まわりのあとによく一人で行っていました。やや生意気な学生だったかもしれません。薄味な出汁が気に入っていました。うさぎの絵のはし袋が懐かしいです。
その美々卯がなくなってしまうなんて、驚きでした。もともと経営不振だったのかもしれませんが、このコロナ禍が閉店する覚悟を後押しをしたのもしれません。
ひとつひとつ、銀座界隈の名店の灯りが消えていくのは寂しいものです。なくなって欲しくない懐かしい店の名前が浮かんできます。

岡部泉