格子建具とは

2019年1月17日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎建具は整えるものでもあり崩すものでもあり

碧の座の建具をデザインします。日本の旅館には沢山の建具があります。この旅館にはいくつあるでしょう。きっと200くらいあるんじゃないかと思います。料理屋の個室から客室、廊下、様々なところに、、気が遠くなるようなことですが、北海道の旅館で建具を考えるということは本州の建具と異なる考え方にならないといけないのです。北海道数奇屋みたいなことです。
特に格子の建具は、どうしても和風感が出すぎて使い方を間違えると、ここらしくないというか、個性がなくなるのです。

格子が作り出すリズムを考えることが必要です。悩みに悩みます。予算的にできることできないことあるし。建具は空間を整えてくれたり、また外して崩したたりもしてくれます。濃くて重たいとこと薄くて軽いところ、強いところと弱いところ、そんな組み立てを軽妙にやりたいのですが、決めきるには時間がかかります。

しかし、本日ほとんどの建具デザインを提出。やった!
宅ファイルで皆さんに送ったのに、誰も褒めてくれない、こんなにやったのに、、でも気持ちはわかります。これやるんだな、こまったなって思っているに違いありません。来週の工事会議で説明しよう。

今日は、これで久しぶりにすっきりした気分で飲みにいきます。うれしいな。肩の荷が半分くらい降りた気分です。

岡部泉

デザインって

2019年1月17日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎ひょっとしてデザインって見えないもの?

優れたデザインは沢山あります。素晴らしいデザイナーは沢山います。

しかし、デザインとは見えるものではないのではと思うのです。もちろんデザインは形として視覚として残るものでもあります。
私は特別すごいデザインをするわけでもありません。取り立てて一流とは言えません。
デザインとは、デザイナーとは一体なんだろうって思います。

私が考えるデザインとは、形はあるけれど形でないもの、それは繋ぐためのバトンなのではと思います。繋ぐものとはもちろん人と人、人ともの、人とこと、そして人と地域、人と時代、そして人と経済。それらを考え合わせると単に美しいデザインではないのです。デザインを作る時に費やす時間や人との会話、そしてそれらが生み出す信頼。そして成果。成果とは売上であったり持続的な経済効果だったりします。

デザインはおそらく一人では成立していないということがわかってきました。デザインは自分の好きでやれることではなく共同作業で生まれることなのだと思います。デザインにはクリエィティビティが必要ではありますが、それも客観的な視点があって生まれるものであること。それがアートと異なるところです。

デザインは目に見えるものでもありますが、目では見えない人と人、人ともの、人とこと、人と時間の関係性をつくっていると自覚するこの頃です。

岡部泉