悲しい阿寒湖

2018年10月28日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎どこまでも優しい人

藤戸先生のお通夜なので阿寒湖に向かいます。飛行機の窓からは明るい日差しが白く豊かな雲を照らしています。ここに神が存在するのだろうか。藤戸先生はここをゆったり旅しているのだろうか。
もう下界にはいないのだろうか。

阿寒湖は相変わらず、ゆったりと観光汽船が行ったり来たり。日常というものは人の悲しみとは関係な存在するものだと恨めしく思います。

お通夜に伺ったのは、藤戸先生に最後のご挨拶をしたかったのと、本当にご夫婦仲が良かった可愛らしい奥様に、お悔やみの言葉と励ましの言葉お掛けしたかったからです。

お通夜にはたくさんの方がいらしていて、奥様もお忙しいお立場なのですが、私がお伺いしたら、私の肩に手を置いてこんな気遣いの言葉をいただきました。

「わぁきてくれたの。もうお仕事一緒にできなくてごめんねぇ。いつもどうしてるかなって心配してたのよ。」

本来は「えっ心配してたのは私の方です。」そう言いたいです。
奥さまのあまりにも優しい言葉に急に涙であたりが曇ります。どこまでも優しく素敵な方です。

こうして奥様と心が通じあった瞬間、同時に藤戸先生とも心が通じたのはないかと思いました。

藤戸先生。私も藤戸先生に教わったことを忘れません。自分を信じてきちんとした仕事をしていかなければとおもいます。そしてぎりぎり生きぬいて、最後に荒野にむかって一声遠吠えをして終わります。

どうぞ、あの世で会いましょう。その時にはよく生きたなって言ってもらえるようにしておきます。

岡部泉