碧の座工事会議

2018年9月14日 | izumi | 碧の座物語

◼︎ぎゅっと詰まってる

私が旅館のデザインや設計を始めて15年あまり。今回の支笏湖の碧の座は最も工事金額の大きな工事です。客室単価もとても高い旅館です。もっと緊張して臨むところなのですが、この旅館の設計は、いろんなことがあって何度も設計をやり直す羽目になり、私としては苦労し過ぎて新鮮味がなくなっているのです。

そんな苦しい仕事を私とS君の二人で賄っています。基本デザインを私がやってS君が事細かな監理をしてくれます。その正確さと緻密さにはいつもありがたいと感じるのです。

いよいよ、今日は平面詳細のチェックに入ります。今日は2階までの詳細図をしっかりみます。S君の本領発揮です。一段と声にも張りがあるように思います。こうしていよいよ現場はまったなしの佳境へと入っていきます。ぎゅぎゅっと詰まった打ち合わせが続くのです。

私の仕事は、設計デザインだけではないので、いつしか現場には建築に全く関係ない人たちも押しかけてきます。タオルやらガウンやら、広告やらウエブやら、、旅館の開業に関わる人たちが集まってくるのです。こっちの耳で平面詳細の打ち合わせを聞いてもう一つの耳で意匠に関わる詳細を聞き、手は館内着のスケッチをしてる。その間にテレビCMの画像を挟む、そんな感じです。

現場事務所もオープンまで半年ほど。これからもっともっと賑やかになることでしょう。現場の大きなクレーンは、地震がまたあるといけないので、毎日たたむことにしています。あの怪獣のようなクレーンが地べたに寝ているとただ図体が大きいだけの役立たずが堪忍してくれと言っているように思えておかしくなります。

頑張らなければならないことがこんなにもあると数えていると、、、、ほんと気が遠くなります。新鮮味がないなんて言ってないで、どんどんやらないとなと思います。

岡部泉