風景

2017年11月5日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎風景は自然の履歴書

日本、いや世界に風景はどこにでも当たり前のようにあるものですが、どこか自分に合う風景があるものです。それは何故だろうと思うのです。ふるさとが一番という人も多いかと思いますが、どこか惹かれる風景というものがあるはずなのです。相性みたいなものでしょうか。

風景は自然の履歴書、あるいは人類の履歴書のようなものです。地層を見ればどんな歴史をたどってきたかがわかります。それだけで遠い昔の、まだ人間がいなかったころにまで遡って想いを馳せるのです。
しかし、人類があまりにも自然に食い込んでしまっている風景とはあまり気が合わないようです。夜景みてきれーーいとか言ってる女子とは違うのです。飛行機の上から見る羽田あたりのキラキラとイミテーションの宝石のごとく光る箱庭のような風景は、どこか寂しく感じてしまいます。

私がどこかに行きたくなるのは、どうやら自分に合う風景を求めるようです。こんなにヨボヨボしているようでは、大自然の中では生きられないとわかっていますが、そういう誰もいないような大きな風景が好きです。生活をしなさいと言われるとおそらく逃げ帰るのが関の山ですが、それでも通りすがりの旅人としてその地を訪れたいと思うのです。

天気のよい連休の最後の日、思い立って八幡平へと出発しました。さてさて、ここでどんな自然の履歴書に出会うのでしょうか。そして相性は合うのでしょうか。

岡部泉