春という季節

2017年3月30日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎別れがあったり出会いがあったり

春という季節は、不思議な季節です。日本は、学校から会社まで3月が1年の節目なので人の移動の時です。ちらほらと転勤や移動になった挨拶のメールが届きます。そして、少し寂しい気持ちになるのは退職のお知らせです。

机の上にとても親しくさせて頂いているシェフから退職を知らせる手紙が置いてありました。西洋と日本の食を融合させた無国籍料理の先駆者であった方です。黄綬褒章を贈られた現代の名工です。大きな会社を仕切り、その方の名前のついたブランドは一世風靡しました。今でもそのブランドは続いています。退職の事はすでに知っていたのですが、改めてお知らせを頂くと、その方の功績ががどれだけ凄いものだったのかと思います。まだまだ情報もなく見習うものもない時代に単身フランスに渡りたくさんの国を回られて、日本で目を見張る新しい料理を出すレストランを作ったのです。まさに命がけで未知の境地を生み出したのでした。そのレストランは、大人の憧れの店になりました。

しかし、退職も束の間、すでに地域の食のためにあちらこちらに飛び回っていらっしゃいます。本当に元気な方です。一区切り、お疲れ様でした。また新しい人生の幕開けです。

春という季節は、別れや出会いがあって心が揺さぶれる季節です。別れは少し寂しいですが、すぐまた新しい出会いがやってきます。桜は咲き、そしてあっという間に散り、また来年蕾をつけます。時間は止まっていないとつくづく思います。

岡部泉