三陸の水産加工場

2017年2月28日 | izumi | ソウルオブ東北

◼︎三陸の海は三陸ブルー

今日は、岩手県三陸水産加工場の支援活動で釜石に向かいます。お天気に恵まれて久しぶりに青い海を眺めます。海はどこも天気のいい日は青いのですが、何となく懐かしく見慣れた三陸の海の色に思います。今日は見事な三陸ブルーです。。

震災から私たちが支援活動に入ってそろそろ6年が経ちます。その活動のひとつである働きやすい加工場プロジェクトは三年前から始まりました。今年度最後の打ち合わせとなります。働く女性たちの意見を会社に伝えながら職場改善を行ってきました。いつも冷たかった休憩場は断熱材が入った床となり、見事に温かな床となりました。水産加工場は魚を扱うので女性にとって冷える職場なのです。また膝が痛くなる熟年の女性たちには低めの椅子が整備されました。就業規則がいつもわかりやすいところ置かれたり、会社のスローガンが掲げられたり、自分たちの食品が食べられたり、別部署の人たちと話し合えるワイワイランチも始まりました。今日はその改善の成果を聞く日なのです。いつもお話を伺っている女性たちが感想を聞かせてくれます。待ってたのよ、と勢い込んで話をしてくれました。

こんなに会社が変わるなんて、本当にこの会社で働けてよかった、会社の考えもわかったからこれからもここで働き続けたい、、などなど、嬉しい声が聞けました。本当にありがとうねと言っていただけましたが、本当にこうして聞く耳をもった社長さんたちがえらいのです。そしてこの会社を好きな皆さんがえらいのです。こうして両者をつなぐ役でした。やはり第三者って大事なんですね。

また、来年度も引き続き改善計画をすることになりそうですが、今日は日帰りで東京に戻ります。移動の合間合間に、仕事の指示を出したり連絡をとったりとばたつきながら新幹線に乗り込みました。

今日は少しは東北の役に立てたのかなと思うと同時に、我が社はどうなのかな、、と思う複雑な気持ちになる長い1日でした。

岡部泉

プレミアムフライデー

2017年2月26日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎これは零細困る

先週プレミアムフライデーが始まりました。案外皆さん、家に早く帰ると言う人が多いらしく消費喚起にならないんじゃないかという意見もあります。働き改革もいいんですが、相当に零細企業は困ります。大企業は、みんなで神輿を担いでいるから分散させられるけど零細ってそうもいかない。

特に料理人とかデザイナーみたいな水商売みたいな職業は本当にどうしたらいいんでしょう。今時ただでさえ、残業はさせられないし、出張だって厳しい。もちろん土日なんて絶対働かせるわけにはいきません。それはそれで健康や家族も大事だからデザイン業もヤクザな職業ではなくなりました。

最近、遅い打ち合わせは、熟年の方ばかりです。ちょっとした飲み会も部長職以上。若い人っていない。どうやら飲み会は仕事ではないらしいです。誘いづらいと上役の方は言います。早いところ役職にしてしまわないと会社は成り立たなくなりそうです。

でも古い時代の人間である私は、仕事しかやることないから毎日やっていますが、全く苦痛ではありません。逆に少しでも仕事をした方がストレスにならないのです。あれ、これっておかしな病気か、、

岡部泉

マッサージ

2017年2月25日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎どこもかしこも痛い

今日は眼が痛くて、それは肩こりのせいではないかと思いマッサージに行きました。肩も首も腰もふくらはぎも眼の上もどこもかしも飛び上がるほど痛い。体が固くなってしまうとろくなことがありません。頭痛がしたり、イライラしたり、あと筋肉もきちんとないと膝に負担がかかったりするみたいです。

マッサージの先生は、これは過労以外のなにものでもないと呆れ顔です。いつかぽっくり逝っちゃったら困りますねと。唯一いいところは体幹がよく左右の歪みの差がないことらしいです。それでここまで持っているんじゃないかなと言っていただきました。そうだ子供のころ片足立ちのテストでは何十分でもやれてたっけ。

もし時間があったら、早く丈夫になってたくさん筋肉つけて力持ちになってボルタリングやってみたいと思います。相当がんばらないといけないと思うけど。落ちたら絶対骨折してしまいそう。本当は山登りが好きで、20歳の時ネパールのトレッキングで岩山をすごいスピードで駆けていたように思います。自分でネパールの猿とあだ名をつけていたくらいです。いや、これは年寄りの良くある幻想の域に入っているかもしれませんが、、、でもそれは遠い数十年も昔のこと。今はそのネパールの猿のような敏捷性のかけらは微塵もありません。

せめて明日は歩いて会社に行こう。1時間くらい歩けば着くはずです。体こそ資産。大事にしましょう。

岡部泉

梅まつり2

2017年2月24日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 奥日田温泉 うめひびき

◼︎朝もやが美しい

昨日は一昨日から続く寝不足に加え飲み過ぎ。そんな時でも何となく早く目が覚めます。カーテンをあけて響渓谷をみると、水墨画のような美しい朝もやです。毎日朝もやがあるわけではないと思いますが、その幽玄な風景はとても印象的です。オープン予告のウエブトップ画面もこの朝もやがイメージになっています。モノクロの水墨画に赤い梅の花が咲き始めるそんなオープン予告です。

そして、この朝もやを売りにした「朝もやテラス」を作ろうと思っています。

でもこれは追加工事なので、またどこかを減額していかなくてはなりません。減ったり増えたり、この連続です。どこかで止めないといけないのですが、なかなかです。旅館も差別化が広まり、不都合を価値に変えたり、今までに気づかなかったものに価値に与えることができる旅館が成功しているように思います。

今日も打ち合わせを入れてもらいました。工事の打ち合わせは昨日の飲み会のおかげで、何となく意見を聞きやすくなった気がしました。なんとも日本人らしい距離の詰め方です。そして何よりも前に進んでいく実感が湧いてきて嬉しいです。こちらも決めなくてはいけないことを早くしていかなくてはとまた改めて思うのでした。

工事の打ち合わせと同室で同時にウエブの打ち合わせをします。しかし時々聞こえる工事の話も気になります。ウエブにも時代性があるようで、今はスマホファースト(この現場ではやや「ファースト」が流行っています)で考えていく方がいいと思います。そして大事なのが画像。写真がよくなければ意味がない。うめひびきのウエブの考え方や構成もみなさんに気にいってもらえてほっとしました。で、関連施設のウエブはどうなるのということになり、なぜか視線がこちらに。えっそれってやってねってこと?、、あぁいいですよと思わず押されて言ってしまいました。再びオーナーチームのY氏がややのけぞりつつあの屈託のない笑い声を響かせます。楽しそうです。「しめた!」という瞬間にあの笑い声になるみたいです。

さてさて、まだ仕事を残したような後ろめたさもありながら、東京に戻ります。

岡部泉

梅まつり

2017年2月23日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 奥日田温泉 うめひびき

◼︎しかし眺める暇はなし

おおやまの梅まつりが始まっています。可愛らしい梅の花がをさして咲き誇ります。でも梅まつりにきたわけではありませんので、車の窓から時速70キロのスピードでささっと梅見見物です。

今日は「うめひびき」の定例会議です。たくさんの宿題があって昨日まで大変でした。建物のこともいろいろありますが、その他、料理のことやウエブのことや、、でも、今月がとても大事なのです。今決めておかないと遅れをとってしまうことになります。おおやま、ゆえに今月はおおやま。。

一通り打ち合わせが終わり、夕ご飯。今日はゼネコンさんも一緒です。始めての会食です。そんなチャンスにお酒がないなんてありえません。ビールから日本酒へと移りいつの間にやら夜中に。少し騒ぎすぎたかな。でもこうして少しづつハードルを越えていくのです。これが飲みニケーション。。工事のし切ってくれる「現場ファースト」みなさんと距離が縮まったような気がします。。。今日は親父ギャグが多いね。

岡部泉

仕方もある

2017年2月19日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 奥日田温泉 うめひびき

◼︎流れのままに

今日も、誰もいない静かな会社で図面に向かっているとだんだんと細かなことが気になり始めます。そうなるととりとめもなく実物のサイズを描きたくなるものです。本気で何もかもやろうとすると時間がいくらあっても足りません。でもまだまだ広い面積全てにたどり着くには、先が遠いのです。

そんな時、久しぶりに昔のテニス仲間を思い出しラインをしてみました。天気が良かったからかな。こんな日にテニスでもできる健康な体があればなぁと思っていたのです。

そしたら、すぐ返信があり、お父さんの介護で大変だそうです。私の父も度々の脳梗塞で、介護認定を受けていましたが、査定のお姉さんがくると急に車椅子でしか動けないのに無理して立ち上がってみたり、急にたどたどしく英語で自己紹介したりと自分がまだ衰えてないことをアピールするのです。ああ、、これでまた介護認定の資格が上がらないねと母と呆れ顔。介護をする人も少しは休みたいのです。そのためにはヘルパーさんも必要だし、介護タクシーも介護ベットも必要です。介護する人のことよりも自分の対面の方が大事だなんて、本当に人間とは変わらないものです。

友人のお父さんも同じだそうです。昭和一桁って困るねって書いてありましたが、うちの父は大正生まれ。いずれにしても父権が生きていた時代の男なのです。今は男女平等どころか男子、厨房に入り育児をする時代です。

「大変だよ、今から着替えとどけないと」という友人はテニスが好きで毎日走り込んだりしていました。試合に出て優勝したりしていました。今はあまりテニスなんてできなくて太ってしまったそうです。辛いことも仕方なく、しかし辛いこともやがて去っていくし、流れにままにいくしかないねと話しました。

こんな会話も旅館のファミリー客室つくりに役にたちます。いろんなあったらいいなのこと、いろんなこんなだったら困ること、もっと考えて親切で素敵な客室にしないとです。

次は料理のうつわとしつらえの絵をかかなくては。難題は湧いてくるもの、でもなんとかなるもの。仕方ないこと沢山だけど仕方も沢山ある。

何事も止まらないように流れのままにいくしかない。

岡部泉

春の小雪

2017年2月19日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎いい気分に小雪降る

今日は、梅の宿の図面と碧の座の基本図面を粛々と行います。合間にうちの会社のことに頭を悩まし、がっかりしたり、悲しくなったりします。よほど私は会社の経営者に向いてないと思います。

出張から戻ると机の上にたくさんの書類や建築素材やパンフレットなど瑣末に並べられています。一人でコツコツとこなしていきます。毎日これをここまでと紙に書いてその項目を消していく快感。

そして項目を消し終わったご褒美は、近くの旨い店での一杯です。今日は12時ラストオーダーの素敵なご夫婦のお店に伺います。1日の目的はここにありました。遅いお客様歓迎の店です。ありがたいです。可愛い奥様とダンディなご主人。いいワインを数杯いただき、嫌なことがあってもこれでご破算です。飲食店とはこうあるべしという癒し効果のお手本のような店です。ごちそうさま。また伺います。

お店を出たら、小さく固いあられのような白いものがチラホラ。春の隙間の小さな一瞬の雪。本当に冷たく美しい。今日の気分には上出来な小雪でした。

岡部泉

梅と碧

2017年2月18日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 奥日田温泉 うめひびき

◼︎寝ている間に浮かぶもの

今二つの旅館が同時進行していますが、それはそれで個性が異なるので面白いものです。奥日田の「うめひびき」としこつ湖の「碧の座」です。寝ている間に二つの空間デザインが交互にが浮かんできます。あとしまった、ここおかしいというところも思い出して焦ります。起きるとすでに頭は動いています。

梅の旅館はひたすら梅のデザインが浮かびます。梅はどう表現できるのか。既存棟には長い廊下がたくさんあります。その壁が退屈しないように、というよりこれを長所と思い梅を印象つけるいいチャンスに変えたいと思います。

今日と明日は梅の日です。こちらは工事が着工しているので待ったなしの状態です。オペレーションやプランが動く最後の時です。でもその方がよければ、変更は必要なことです。ひとつ空間が移動すれば、またデザインもぐるりと変わってしまいます。ひとつ減額すると素材の使い方も変わります。何事も強弱のバランスなのです。

さてさて、寝ながらおもいついた意匠を具体的にしていきましょう。

岡部泉

旅館の個性

2017年2月17日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 奥日田温泉 うめひびき

◼︎旅館が変わる時代

ここ2年くらいで旅館が本当にカッコよくなりました。いい旅館がどんどんできています。観光立国ニッポンを打ち出した国策、そしてオリンピック。そんな中でより旅館の個性化が進んでいるように思います。もっとニーズとターゲットを絞り込んで考えないとと思います。

何もしない、おじゃましない、そんなほったらかしの高級旅館もあります。この間うかがった広島の「只只」という離島の旅館がそうでした。一部屋しかない宿です。テレビもなく、その代わりにあるのが目の前の海。素晴らしい画像です。逆にコミュニケーションが心地よい旅館もあります。皆さんがニコニコしている丁寧な旅館、山口の「大谷山荘」がそうでした。それぞれのニーズと個性です。目的と好みがはっきりしている方がいいみたいです。

目標をしっかりたてて進んでいこうと思います。九州の旅館は、凛として愛らしく、幅広い層の女性客をターゲトにしています。支笏湖の旅館は海外の方を含めた大人の料理旅館を目指しています。

北から戻りすぐ南の旅館の家具図面をつくります。さて、梅酒でも飲んでがんばろう。

岡部泉

支笏湖のキックオフ

2017年2月16日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎いよいよ始まった

今日は、支笏湖の案件のキックオフです。設計会社、設備の方々、オーナー、そして我々の4社で私たちの基本設計について検討する最初の日です。ここまで10ヶ月、基本ゾーニングで右往左往してきました。ようやくまとまったところで、皆さんに集まってもらいました。ここまでが長かった、、

今回の案件は、新築25部屋、一部屋100㎡以上の旅館です。今はレストランもそうですが、格差の世界です。星を持つブランド店は予約がとれません。価格も半端なく3万から4万もするのです。中途半端な店はもう必要ないような時代です。これでもかとこだわったブランド店か、うまいカジュアル店のどちらかしか要らないようです。ハレとケが明確です。

そう思うと泊まれて食事ができる旅館はもっと高くてもいいように思います。本当に美味しいものを出せる旅館は7万くらいでも良いということになります。旅館にとって、ある程度のスマートなインテリアと露天風呂は当たり前で、何といっても比較になるのは料理です。料理がどうにもならない旅館ではどんなに格好よくてもリピートもままなりません。

今日は料理人さんも参加して会議にのぞみます。よく知った料理人さんでとても熱心でいい料理をしてくれる方です。厨房の面積も大事ですが、今回は器をきちんと納められるところをつくりたいと思います。バックヤードが充実していなければいいサービスもできないということです。まさに旅館は料理が核なのです。

これからは、設計会社の方々に構造に入ってもらいます。今回は同じ部屋がひとつもありません。それもコンセプトのひとつです。これから25部屋のバリエィションをつくっていきます。

来年の7月オープンを目標に長い道のりが始まりました。

岡部泉