2015年4月10日 | izumi | C.I.Aレポート, イエローデータデザイン日記
■ソウルオブジャパンのイベント
今日は、2010年の10月にアメリカのナパバレーにあるCIAという料理大学で開催された日本料理のイベントでお世話になった校長先生が講演をされます。そのイベントは日本の懐石からお好み焼きまで多くのシェフたちが参加して行われました。私はその裏方と日本文化の講義をさせていただきました。ソウルオブジャパンという財団をつくるきっかけにもなりました。そして多くのジャーナリストやシェフが集まり、アメリカでも大変注目されたイベントでありました。今日は、その時に一緒に行ったシェフたちなど懐かしい面々もやってきました。
グレッグ校長がCIAの歴史やコンセプトやその授業の内容、経営の仕組み等を講義してくれました。何ともアメリカは徹底した教育をしています。見習うことが沢山ありました。まず驚くことに、ニューヨーク、ナパバレー、シンガポールと素晴らしい環境に立つ施設がすべて寄付で支えら得ていることです。アメリカ一かと思われる素晴らしい図書館の紹介もされていました。それはあのヒルトンホテルが寄付したものでした。文化や教育のために企業が多額の寄付をする、税法の違いもありますが、日本ではなかなか出来ないことです。
次に驚くのは、料理をつくる技術だけでなく、環境学、経済学など多彩な分野から考えることを生徒に促していることです。わかりやすく言えば、料理の前にある食を生きること、つなげること、分け合うこと、無駄にしないこと、人間の分限とともに学ぶのです。日本にも食大学構想は、いくつかの地域で考えられています。日本が本来、食に対して持っていた分別を系統づけて考える施設ができてこそ世界遺産たる和食が世界に理解してもらえることと思います。
2015年2月3日 | izumi | C.I.Aレポート, イエローデータデザイン日記
■なんか踊らされる
今日は節分。といえば恵方巻。コンビニにこんなにも幟がでるほど、風習になってしまいました。バレンタインの前にひともうけって感じです。玄関にいわしの頭さえ飾られることがないのに、こんな風習が横行しています。
この逞しい商魂に踊らされているようで嫌なんですが、何となくつられて恵方巻を買います。さすがにコンビニではなくお寿司屋さんにしよう。そして何となく上の恵方巻を買います。変な抵抗です。
黙って吉方を向いて食べなさい、こんなおまじないみたいなルールをつけられて、これまた癪です。でもその通りにします。ますますやられた感がする節分の新風習です。
2013年11月12日 | izumi | C.I.Aレポート, イエローデータデザイン日記
■ナパバレーで今頃、仕込をしているでしょう
今月の14日からナパバレーで、アジアの料理イベントが始まります。私も震災前の2010年に参加しました。今回は徳岡さん、山田力さん、米村さん等が行っています。今ごろあの調理場で仕込をしていることでしょう。そして夜にはお酒を酌み交わしていることでしょう。
私がつくった和食のパンフレットもついたころでしょう。今年は日本酒をテーマにして作りました。役にたってくれるといいのですが、、、日本酒が海外でももっと知られるようになってほしいと思っています。ワインがあれだけ価格の差が認められるのですから、日本酒ももっと何か認可の基準をつくれば価格をあげることができるのでしょう。
和食が世界遺産に選ばれ、いよいよ日本もしっかりしないとです。日本食文化も四季の流れもおかしくなってしまっている今、日本をもっと見つめることをしていかないと、何もアピールするものがなくなりそうです。
2013年10月2日 | izumi | C.I.Aレポート, イエローデータデザイン日記
■アメリカで配布する和食の本
早くやらねばと思っていたのですがなかなか手がつけられなかった「和食」の本
英語と日本語の両方をつくらねばなりません。11月のCIAで配布する本です。最近はの本の農林水産業関連の仕事が多く、とても好きなジャンルです。というか私の最も関心のあるジャンルなのです。もっとその事を追求したいと思うのですが、今回は料理系です。それでも発酵をテーマにしました。なかなか難しいテーマですが、まずは日本酒のことから。難しい事より楽しむ事から入ろうと思います。その次は味噌、醤油、もっと書きたいところですが、予算があるのでこれまた障り部分のみ。
今週までにラフを仕上げていこうと思っています。頑張らねば。
2011年1月20日 | izumi | C.I.Aレポート, イエローデータデザイン日記
■絆と希望
今日は、銀座のキハチさんで、チームジャパン(CIAでの料理イベントの日本チーム)のシェフたちとイベント以来の再会です。2ヶ月あまりの再会ですが、もう随分昔のようなついこの間のような気持ちです。でも久しぶりの皆さんはとても元気そうでした。あの時の思い出話や、それぞれの近況報告などついつい盛り上がっていきます。皆さん異口同音にまたこんなイベントをこのメンバー、またはまた新しいシェフを加えてやりたーいとおっしゃいます。こうして絆がうまれ、輝く希望を連れて来ました。私も、このような方々がいる限り、日本料理は、まだまだ発展していくでしょうし、また世界に誇る素晴らしい料理であることをあらためて思うのでした。
盛り上がったところで二次会に移ります。京都や地方の皆さんは、ちゃぶやのラーメンへ。私は先日行ったばかりなので先回りして串揚げの六覺燈へ。その後合流というあんばいです。
こういう席でいつも感心するのが、菊の井の村田氏のお話です。テンポ良く、納得のお話をされるのです。いい話だから書き留めておかなくてはといつも思うのですが、酔っぱらっているので、なんだかうろ覚えなのが残念。今度まともな時にまた伺いましょう。
深夜にまで及ぶ楽しい新年会は、また新しいスタートとなりました。ソウルオブジャパンでまた皆さんを呼べるイベントを計画しなくてはと思うのでした。
2011年1月19日 | izumi | C.I.Aレポート, イエローデータデザイン日記
■出来上がり
昨年ナパバレーで行われた日本の料理イベント、WOF2010の総括であるシェフズレポートができあがりました。印刷をしてみてから気付くことが多いのがまだまだ編集素人のところ。ここんとこ、こうすれば良かったなぁと後悔したり。。でも仕方ない。これで皆さん満足して頂けるかどうかわかりませんが、明日はこれを持って、チームジャパンの新年会です。
2011年1月4日 | izumi | C.I.Aレポート, イエローデータデザイン日記
■絆と希望
シェフズレポート、ようやく最後のページまでつくりこんで、力石先生にお見せできるところまできました。夕方先生にもみて頂き、とても喜んでいただきました。私は先生のこの笑顔のためにがんばっているような気がします。
三日間ずっとパソコンに向かい、動いているのは、両手だけの姿勢を続けているとお地蔵さんになったような気分です。これでは、足も退化してしまいます。最近は歩いているとつまずいたり、がくっと膝が折れたりと、切ない感じになってしまうのもこういう暮らしのせいかな。。でも先生の喜ぶ顔を見ただけでこの疲れも飛んでいってしまいます。
皆さんのレポートを読みながら、少し手直しをさせていただきました。これはもう身内の作文を添削している気分。でも皆さんのレポートを読んでいると、人となりがとても良く出ていてついつい、笑ってしまったり、感心してしまったり、ぐっときて涙が出そうな時もあるのです。感動なのです。ほとんどの方が書かれている気持ちは「絆」です。そして、日本料理が向かう未来への明るい希望です。シェフズレポートのページの最初には、「絆と希望」と書きました。是非、みんなの感動の絆のドラマをみて頂きたいと思います。
2011年1月2日 | izumi | C.I.Aレポート, イエローデータデザイン日記
■はやばやと事務所へ
今年は大掃除を一日早く済ませただけで余裕のお正月でした。毎年ぎりぎりまで仕事に追われるので31日が大掃除の日だったのです。と言う事で暮れから元旦にかけて、ゆっくりさせていただきました。今年は水の謌さんからおせちを頂いて、なんともラクチンなお正月です。こうしておせちをつくらない主婦が増えるのがわかります。きれいにできたおせちはいいものです。ありがとうございます。これも役得です。あとは、助手のT君からお年賀でもらった案外高級なウイスキーを飲みながらいい調子で過ごします。
それにしれも、いやはや、良く寝ました。良く寝るとお肌の調子もいいみたい、、なんて俗なことも思ったりして。こうして連続した休みをいただくのは久しぶり。しかし、家にいると元来テレビ好きなのでテレビに脳が汚染されてしまいいかんです。お笑い見て屈託なく笑ってしまったりの連続です。笑う門には福来たるですが、一人で笑っている様は不気味でいかんいかん。そこで今日から会社に出勤です。もちろん会社は静かなものです。今年もよろしくと無言の事務所に挨拶してから仕事にかかります。
先日のWOFのイベントの集大成であるシェフズレポートが終わってないのです。今回は最初から計画していない本の編集なので、思う様にいきません。つぎはぎな感じが納得いきません。でも仕方ないな、、いやいや、お正月そうそうこんな弱気ではいけません。ベストを尽くすべく今日からまたデザインをやり直します。がんばろ!
2010年12月29日 | izumi | C.I.Aレポート, イエローデータデザイン日記
■英語が世界語、、
今日は、来年の1月に出版される「ホテルレストラン」のモデレーターとしてのインタビューでした。西洋フードコンパスの幸島氏とミュープランニングの吉本さんと三人です。彼らはすばらしい国際人で、とても学ぶところが大きいです。世界はこんな風に動いているんだと新しい視点を広げてくれます。すでに日本料理は世界の視野で考えなければならないのですね。料理大学もCIAのように、料理人が学士をとれるようでなければならないということ。全てが英語で授業が行われなければならないこと、、、など今の料理界ではハードルが高いことです。しかし、日本食を国際化するためにはこのくらいのハードルを超えないといけないのですね、、、
来年は英語からかな。。日本文化バカは英語もできないから困るんですよね。
2010年12月11日 | izumi | C.I.Aレポート, イエローデータデザイン日記
■そろそろ締め切りも過ぎて
なかなか原稿が揃わないのですが、どんどん進めないといかんことになりそうです。あとから残りの方々の分を付け足していくべくつくっていこうっと。年末年始で料理人さんが一番大変な時期です。仕方ないな、、