風流生活の企画

2011年1月9日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 風流生活日記

■一年の計画表ができました

今年一年の計画表をK孃がもってきてくれました。今年の風流生活は、「学ぶ、つくる」です。工芸の仕事を始めて、はや30年近くになります。始めた時は、まだまだ漆器や陶器の問屋さんがかなりの勢いで稼いでいて、皆さん安泰というムードでした。そのうちに、90年終わりごろから風向きがおかしくなり、またたく間に不況の波が訪れ、大きな問屋さんが倒産していきました。漆器も陶器も硝子もです。そんな風になる前から、工芸の世界もだんだんと縮小されていくのではという危惧があって、何とかしてこの技術を次世代に伝えていかなければならないと思い、ひとり風流生活を立ち上げたのです。それが1992年のことです。木工師さんに会いに木曽の山奥まで行ったり、面識もないのに有田の作家さんに会いに行ったり。。。そのころは何も恐れるものはない、そんな気合いがありました。今思えば、そんな時間と余裕がよくあったものだと。

それから20年あまりがたちました。日本の工芸はますます行き詰まりを見せています。もう少し私に力があればとこころが痛みます。以前、山中の漆器屋さんに注文に行った時、長いおつきあいだったのですが、こう言われました。「少しずつでもいいから、再注文があることがありがたいんだよ。」その言葉がなぜか耳に残りました。長く注文し続けることが大切なんだとこころに刻んでいます。なかなか商売は厳しいものですが、細く長く続けていきたいと思っています。

今年の風流生活は、「篆刻で遊印をつくる」ことから始まります。

岡部泉

年賀状は最小のつながり

2010年12月27日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 風流生活日記

■一人で詫び状を書くつもり

きらきらクリスマスソングから「もういくつ寝るとお正月〜」に町の音が変わりました。なんと和洋折衷文化の尚かつ宗教観のない日本らしい変わり身の早さです。郵便局にはご年配の方々が年賀状を出すために列をつくっています。年賀状も昔ながらの最低限のご挨拶でありつながりを保つものです。メールでいいじゃんって思える年代は40代以下でしょうか。でも心のこもった年賀状には物質感があって何気にオーラがこもっているような気がするのです。これがなくなったらさみしいと思うけど。。

お正月もお正月らしく過ごすことが少なくなりました。晴れ着を着て、家族、親戚一同集まってお屠蘇をいただくなんて光景はどれだけ残っているのでしょうか。私においては、両親も逝き、もうそのにぎやかな場面を再現することはできなくなりました。こうして孤立化していくのです。しかし一人のお正月が寂しいというわけではありません。自分を振り返り自分を見つめ直す良い機会です。私のお正月は年賀状を書く事を楽しみとしているのです。会社の子が出してくれる会社用年賀状もあるのですが、やはり手書きのコメント付が私の親戚や友人への唯一の一年の無礼のお詫び状なのです。毎年元気にしてるかなと顔を思い浮かべながら書くのがうれしいのです。

私の様なまだ中途半端な者はともかく、日本に沢山のお年寄りがハレの日ゆえに寂しい思いをお正月にすることになります。つながりを立たれた寂しさは本当につらいことでしょう。それを思うと心が痛みます。いっそハレの日がなければこんなにつらくないんじゃないかなんて思います。

でも、年賀状が徐々に少なくなって、いつか郵便局からのタレントさんがおめでとうなんて言ってる年賀状しかポストに入っていないなんて日がくるのでしょうか。

岡部泉

風流生活富ヶ谷店

2010年12月12日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 風流生活日記

■風流生活は外国のお客様が多い

うちの事務所の下は、風流生活のお店になっています。地味マニアックな感じで営業しているのですが、なぜかこの場所柄外国の方が多いのです。昨日は、スェーデンの方、今日はフランスの方、この前はイタリアの方、オーストラリアの方等々、、近くに大使館とかがあるせいなのかわかりませんがとても日本好きの方が多いのです。もちろん皆さん日本語ぺらぺらなので、安心です。でも案外日本のことを知っていて、日本人よりも器や日本的なものに関心が高いのです。日本人がんばれって言いたくなります。

ここ2年ほど、あまりの忙しさに風流生活のものづくりから離れていました。しかし、とてもやさしい風流生活担当の社員ができたことからまたがんばろうっと思ってます。やはり一人では何かと大変なので心強い味方ができて本当に良かったと思っています。来年から、少し風流生活のバージョンアップをしていくつもりです、乞うご期待です。

岡部泉

日本というブランド

2010年2月17日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 風流生活日記

■風流生活構想

当社のブランドである「風流生活」ですが、私が沢山の仕事に追われて、なかなかブランディングが進みません。

そこで、私だけではいかにも進まないので、風流生活チームを作るべく計画を練っているところです。このチームが動きだして、風流生活を和のカリスマブランドにしてほしいと願っています。

ある時期、和の生活ブランドが沢山立ち上がったようでしたが、今は少し静かになってしまった感があります。昨年の一月に経済産業省のはたらきで、「日本のものづくり、感性価値ミュージアム」というイベントがスパイラルで開催され、私もスピーカーとして参加したのですが、その活動も鎮静気味なのでしょうか。

メーカーさんもこの不景気で、日本ブランドに夢が持てなくなったのでしょうか。

しかし、ここでひるんでいては、日本ブランドを作る事はできません。物も食も観光も日本はもっと「日本」を生かしたブランディングをしなくては、これから日本という価値を海外にアピールできなくなっていくでしょう。「日本」という歴史と文化と技術をもったブランドを、何だかの方法で型にする事が必要になのではないかと思っています。

岡部泉

工房昨今

2010年1月24日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 風流生活日記

■陶器つくりが出来る事

経堂に陶器の工房があります。中村君という熱い新人が入りました。今日は、中村君と今年の方針を話し合いました。陶器つくりがご近所に貢献できる事は出来る限りやっていこうと言う事になりました。

近所の障害を持たれている子たちが通う施設に、陶芸を教えにいく事になりました。以前、北海道の網走にホテルをつくった時にも近くの同じ様な施設の子供たちに、オブジェを陶器でつくってもらいました。その時は人の顔をテーマにしてもらいました。網走はオホーツク文化の国です。彼らがつくってくれた顔は、まるで海を操るオホーツク人のようにたくましく素朴な顔でした。今でも、その施設でつくられた野菜や手工芸品をホテルで使わせてもらっています。

経堂の工房には、いろいろな注文があります。粉引きの器をもう一度焼成してほしいとか、少し欠けた器に金継ぎをしてほしいとか、レストランで使う耐火皿を作ってとか、陶器好きの人たちのサークルがあるから教えにきてほしいとか、、、

陶器に関することなら、いろいろ相談にのりたいと思います。そうでなければ、きっと日本人の暮らしに陶器はどんどん遠いものになっていってしまいます。

そうならないように、小さいながらも工房昨今はがんばっていこうと思います。

岡部泉

伊勢丹の展示会初日

2010年1月20日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 風流生活日記

■今日から始まりました

午前中に伊勢丹により売り場の視察をしました。みんながやってくれたので、助かりました。伊勢丹らしい売り場になっていました。朝から沢山の人が来てくれていたの、少しびっくり。

私は地味で先生みたいな輝きオーラはないので、売り場にいて逆にお客様として説明なんかしてくれたりします。それをまた、はいはいと聞いてみます。

とても熱心な説明で、一生懸命みんなやってくれているんだなと安心します。

また、ちょくちょく顔を出してみようと思ってます。どうぞお気軽にお越しください。

岡部泉

伊勢丹の美と健康

2010年1月18日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 風流生活日記

■明日は搬入

20日から新宿伊勢丹で、毎年恒例の「美と健康」シリーズの展示会です。昨年は食に関しての「美と健康」でした。きちんと朝ご飯、蒸しませ野菜、おひとりさまでいただきます、、、等々のテーマで行いました。

今年は、「手軽に癒そう、心とからだ」です。

私もいつもいつも美容や健康に気を使って暮らしているわけではありません。というより、むしろ仕事に追われてどうしようもない暮らしをしています。

大概、美容や健康には適度な時間と精神的余裕が必要なものです。健康はゆとりから生まれるのです。もっとも遠い存在である私ゆえに、その大切さが痛いほどわかるというものです。

こんな私が、妙に時間のかかる癒し術はできそうにありません。手軽にせめても癒されたい、和みたい、そんなサポートグッズを今回ご用意しました。

風流生活の「和の香り」の入浴剤、いつでも簡単に出来立てご飯が炊ける一人ご飯鍋、栄養を簡単にとるために簡単鍋、聞くだけで癒される水琴、手軽に休息をとるためにリクラニングチェア、、等々。

是非、伊勢丹新宿5階リビングまでお越しください。2/2日までです。

岡部泉

柏手道

2009年12月18日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 風流生活日記

■柏手は、神様との交信

水琴の大橋先生から、柏手道を伝授していただきました。神社のお参りの作法では二礼二拍手一礼と言われますが、大橋先生いわく、拍手のいい音がしない時は何回でもやっていいそうです。この音の響き、つまり振動、波動、高周波なんでしょうか、この響きが神様と交信の入り口を開いてくれるそうです。つまりこの響きなくしてお参りの意味は無しという事でしょうか。

さっそくその正しい柏手とはどうするかというと、いい拍手はいい心からです。肩の力を抜いて、手首を柔らかくし、こころを感謝で満たし、手を合わせ、少し利き手をずらし、やや手と手の間に卵ほどのすき間ができるように斜めにし、「パーン」。ずらした利き手を両手がきちんと合うように戻し礼をします。

大橋柏手道師匠に言わせると、「パーン」ではなく「パイーン」であり、この「イーン」が非常に大事だそうです。「イーン」が響くように、日々練習です。

岡部泉

水琴の会

2009年12月16日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 風流生活日記

■高周波のお酒 月の桂

今日は、京都の酒屋さんが、水琴から奏でられる高周波を聞かせたお酒をつくりました。そこで、富ヶ谷の風流生活で、大橋先生の水琴トークを交えた試飲会が開かれました。皆さん、沢山召し上がりあっと言う間に二升ほどのお酒がなくなりました。それほどに飲みやすく、後味も良いようです。

大橋さんによれば、このお酒は劣化が少なく、時間がたってもおいしく飲めるそうです。これも高周波の波動のおかげでしょうか。

人間は、全て波動の影響を受けて存在しているという話も聞きます。肉体も、事柄も、ご縁も、そこかしこに振動している波動によって生まれてきているのでしょうか。。この世も。

岡部泉

大蔵出し市

2009年12月12日 | izumi | 風流生活日記

■ご近所の方との親交

今週から、富ヶ谷の風流生活で恒例の大蔵出し市をやっています。いつも空いてるのか空いてないのかわからない店ですが、久々に活気づいています。私も近所の方々と親交を深めます。

前に買って頂いた漆のお椀が重宝しているのとか、自分のご褒美で新しいご飯茶碗を買うのとか、、器好きの方は沢山いるものだとほっとします。お相手をさせていただいて気がつく事は、皆さん、こういう日本の手作りのものがだんだんなくなっていってしまうのではという危惧を持たれているという事です。大事な仕事ねと励ましてくださり、こちらも嬉しくなります。

来年もこつこととがんばっていこう。

岡部泉