うめひびき

2019年1月16日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 奥日田温泉 うめひびき

◼︎いい旅館になった

今日は一昨年11月にオープンした大分日田市にある奥日田温泉うめひびきを運営するおおやま夢工房の社長さんがいらっしゃいました。今年度にやるべきことを打ち合わせします。私がデザインしたJR九州さんの宿は花べっぷに続き二つ目です。

奥日田というだけあって山奥です。梅の里なので、梅づくしの宿というコンセプトを作りました。こんな山奥で大丈夫かなと思いつつ、この地域のランドマークになりたいと思って作りました。そんな心配から1年と少し、今は稼働率80%を超える旅館となりました。本当にホッとしました。こういう時に役割が果たせたなと嬉しく思います。

まだまだ課題はありますが、こうして今もいいおつきあいができることを幸せに思います。私の仕事は、やはり成功してこそなのです。仕事をお願いしてくれたら、どうにかして成功してもらいたいと思うのです。そうでなければ、単なる好きなデザインをやっているだけの人になってしまいます。デザインとは新しい価値をつくりながらも継続できる一歩を踏み出せるステップなのです。

あのベンガラで作った梅干しの色した土壁はどうなっただろうと心配していたら、ゼネコンの所長さんM氏から、新年のご挨拶と一緒にあの梅干し色の壁の画像が送られてきました。「今でもとても綺麗です」と書かれていました。よかった。日田の左官の原田さんの力量があってこそのこの梅干し壁。いい仕事してくれました。
ひとつひとつ、旅館という案件が大切です。その度に面白く難しい場面がありますが、お客様が沢山来てくれてこその旅館です。それが実現できてようやくデザインをさせてもらって良かったと思えます。うめひびき、いい旅館になりました。

岡部泉

会社と仕事と

2019年1月15日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎社員に育てられる。。

最近は、仕事がきゅうきゅうで辛いこともありますが、嬉しいこともあります。うちの会社は30代の子が多いのですが、20代の時はどうなるのかなって思う子もいました。しかし、その子が25歳でうちにきて、33歳になりここ半年かな、急成長。キラキラしています。人が苦手なんですとゲームばかりしていた子が、この間、会ったこともない他社の人たちの懇親会に出て、丁寧なお礼のメールが出せたり、とてもためになったと報告してくれたり。いつの間にか、きちんとした社会人になっていました。

会社にはいろんなことがあります。ブランディングだったり、デザインだったり、設計だったり、ビールバーだったり、ビール作りだったり。。一体何の会社って思うほどです。雑用、デザイン、接客、ものづくり、東北支援、もろもろ管理、、。たくさんのこともあるし、いろんなことが絶えず起きてくる会社です。だからこそ、いつも好きなポジションを選んで欲しいと思っています。

やりたいことを仕事にして欲しいと思うのです。変わっても良いのです。いつも同じなんてつまらないと思うくらいでいいのです。そうするうちに多様性のある子に育っていくのです。穴埋めは私がすればいいのです。一番会社の中で多様性があるのは私ではないかと思うからです。

そして、そんな社員の成長をみて、一番育てられているのは私だと思うのです。会社と仕事と社員によって私は勉強し、成長しているのです。

そして、また今日、嬉しいラインが。とても控えめだった女の子が、もっと勉強して成長しますと書いてきてくれました。きっと彼女は素敵な大人になるんだろうと思います。こんな慌ただしい会社の中で、それぞれの生き方を学んでいくんだとおもったら、会社やってきてよかったと思うのです。

帰りは、RADの「正解」を聞きながら電車に乗って夜道を歩きます。そうなんだよ、決まった正解なんてないんだ、人生には。あるとしたら、懸命に生きた時にこれかとわかるんだろうと思います。ひとりひとり、いつも、よーい、はじめ、なのです。

岡部泉

成人式

2019年1月14日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎利他を思う

今日は成人式のようです。表で晴れ着を着た女の子とその親子さんに出会いました。私は、社会派として世界には悲惨なベトナム戦争で苦しんでいる人がいるのに、なんで振袖なんか着てチャラチャラ浮かれていられるんだと思っていました。

そんなことで成人式にも出ず、晴れ着も着ず、写真も撮らず。母が有名な作家に頼んで仕立ててくれた赤い椿の加賀友禅の着物は、今も私の部屋で、誰にも袖を通してもらえず眠っています。

表で会った仲良しの親子を見て、母もこんな生意気な娘で気の毒だったなと思いました。普通に母娘として成人式を祝いたかっただろうにと思いました。20年も育てるって大変なことです。成人式とは子供たちのお祝いではなく育ててくれた親への感謝の気持ちを伝える儀式だったのです。

こんな日に梅原猛さんがなくなった。また一人、日本を見守る哲学者を失いました。これからの日本をどう考えるのか、成人式の日にふさわしい課題です。梅原氏は、欲望人が増えていっては未来はない、どんなに孤立しても正しいと思うことを言い続ける、政治には思想と正義感が必要だ、そんな言葉を絶えず語ってくれていました。私の尊敬する哲学者です。

日本の美学は、利他です。自分のことよりも他を重んじ大切にするという考えです。梅原氏は、この美学を哲学として社会に向かって筋を通した偉人です。今の日本にこの利他という考え方が薄くなってしまっているように思えます。利他という言葉を今年の成人に送りたいと思うくらいです。

梅原猛氏に、心よりご冥福をお祈りします。利他のある日本への祈りも捧げます。

岡部泉

友人2

2019年1月13日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎優れた人は寡黙だ

私の友人は優れた人が多いです。中には世界的な賞を取っていたり、雑誌によく連載されていたり。しかし、どの人もとても嘘がなく謙虚です。

どこか静かに自分を見つめているようなところがあります。華やかな世界にいる人も実はとても努力して仕事をしています。今日も、CGアーティストの友人からラインが来ていて、どうやら締め切りで大変だとのこと。彼は、以前TVニュースのCGタイトルの仕事で一緒になった方で、世界的なアーティストです。しかし、いつも静かで目立たないようにしています。業界といえば業界ですが、全くそんな薄っぺらい感じはなく寡黙な人です。

お年玉を1億円配ってしまうようなド派手な業界とは異なります。でもこういう社長さんも本当は違う側面もあるのかもしれません。でもよくわかりません。

私も今日は旅館の建具のデザインで追われているので、お互いさまですねと返信。
こうして一流の人も努力しているんだと思うと何となくまたやる気も出るというものです。やっぱり繰り返し努力しかないなって凡人は思うのです。

岡部泉

友人

2019年1月12日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎仕事がつないだ友人

私には子供のころから、または学生のころからずっと続くともだちはいません。転勤族であったことで転々と学校を変わってきたことが大きな要因かもしれません。そして、更にこの歳になっても働いているという人はあまりいないのです。

幸せそうな家族写真を載せた年賀状は、もう孫の写真。へぇ、、なんて思いますが、こうして家族の血は繋がっていくのかと感心してしまいます。私にはそんな人類の役割はできませんでしたが、こうしてみんなの幸せそうな家族写真を見るのは好きです。

いずれも仕事で知り合った人たちばかり。仕事がつないだ友人です。

その中でも結婚もせず一人で頑張っている友人がいます。ともだちと呼ぶより友人と呼ぶ方がしっくりきます。20代のころから一緒にイベントをやったり、パーティをしたり、いつも裏方で一緒に仕事を支えてあってきた友人。若い時からガムシャラに働いていました。今は認知症になってしまったお母さんの介護と仕事の両立をしている頑張り屋さんです。

その友人と電話で話をします。もう長いこと介護を自宅でしています。その大変さは私もわかります。だからこそ時々心配になるのです。でもその友人は、「よくさぁ、もっと自分の人生を大事にしたらとかいう人いるんだよね」、、「でもおっかぁも私の人生なんだよ」って。そうですよね。それはその通り。苦しいって思ってもそれも自分の人生の一部なんです。わかる。

「でも、心が折れそうになったら電話してきてね」と言います。「おっ、ありがとう!」って頑張り屋さんの彼女は元気にそう言います。悲しいことじゃないのになんだかその元気な声が悲しい気持ちにさせます。それを察して「から元気って聞こえる?」と聞き返されました。

友人って、つかれ離れず思いやれる人のことを言うのかなと思いました。大事に思える人です。

「あんたも気をつけなよ。だいたいいつも働きすぎるんだよ。でも働かないと生きた気持ちがしないから仕方ないね。」図星です。
さすがによく知っている。「一生働きつづけるんだよ、きっとあんたはさぁ。」って彼女は続けます。久しぶりに聞く姉御風な話し方。それも懐かしくいいなと思いました。

働き続けよう。お互いに。残すものは何もないけど。

岡部泉

胃が痛い

2019年1月11日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎心配症というのは病気か

最近、胃が痛いのです。
何も病気じゃないと思いますが、いろいろなことが心配になります。これは心配症という病気なのか。自分だけの仕事は気楽だったんだと改めて気が付きます。どんな大変で辛い仕事も自分がやることであれば、先も見えているというもの。そして絶対に頑張れるという自信があるのです。だからこれまでどんなに大変でも胃が痛いなんてことはなかったのです。

でも社員がやることってどこまでいっても不安で心配なのです。大丈夫かな、大丈夫かなって。今年はバトンを渡すプロジェクト発進の年なのに、こんなに胃が痛くなるものなのかと思います。のんびりした家庭第一社員もいるけど、もっと休んで欲しいと思うくらい頑張る自己達成型社員もいる。そんな社員が心配なのです。でもきっと彼は仕事をしていて幸せなのかな。あれ、私と同じだ。変なの。

ただ体を壊さないようにと祈るばかりです。みんなの健康を守るのも私の仕事です。
みんなが幸せに暮らせる会社ってどうしたら作れるんだろうって思います。

岡部泉

七草粥

2019年1月6日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎もう春が来るんだ

スーパーで七草粥のセットが売っていました。もう七草粥の日です。その隣にはもうふきのとうやコゴミなどの山菜が並んでいます。もう春が来るのです。体も春がくる準備をしていくのです。冬の固まった体が七草や山菜で少し目が覚めるというものです。

七草粥のセットを買って酒粕汁を作りました。冬と春の間みたいな汁物です。
こうして、ゆっくり季節のことを思っていたいのですが、そうもいかず、また家を飛び出していくのでした。

岡部泉

1日1日

2019年1月5日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎時間をどれだけ大事にできるか

終わらない、終わらない。やるべきことが沢山ありますが、終わりません。時間を上手に大事に使いたいと思うのですが、ひとつ迷いだすと時間は急速に早回りして、夜が来てしまいます。どうして迷うんだ。デザインは答えがあるように無いし、無いようであるし。

選ぶことが重要なのです。選ぶ時の条件を導き出さないといけません。費用、工期もそうですが、使う人も条件です。使いこなせない空間は無駄です。そして、最後はこの空間って儲かるのかなっていう条件。お客さん来るの?ここで迷うんです。良すぎてもダメなんです。でも挑戦していない空間を作るのは悔しいし、やはりカッコよくしたいのです。

ちょうどいい落としどころってどこなのかな。これを考えてると迷いがどんどん湧いてきて止まりません。時間も止まりません。ああ、、1日1日を大事にしたいのに。。また1日が過ぎていってしまった。残念。でも今日は答えが出ないから寝よう。また明日ひらめくでしょう。

岡部泉

会社始まる

2019年1月5日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎なぜバタバタする

今日から会社が始まります。本当は抱負を述べるところですが、なぜかバタバタします。なぜ。。落ち着かない。。。工事を抱えているからなのです。

仕事初めらしいことと言えば、郷里のお土産が私の机に置いてあることだけです。

長崎のカステラ。私はカステラ好きなんでが、少しうるさい。カステラって案外難しいお菓子なんだとおもいます。カステラの命はしっとり感と風味だとおもいます。少し粘った絶妙な感触と程よい重量感がカステラ各社によって異なるのです。下にあるザラメは実はあまり必要ないのです。このしっとり感を邪魔するように思えるし、甘さのバランスも崩れるように思います。

とかなんとか、うるさく言っても、単に好みでしかないんです。
と毎年蘊蓄やら御託を並べるので、長崎帰りのT君は毎回違うカステラを買ってきます。今年のは一番いいんじゃなかな。合格品です。

岡部泉

箱根駅伝

2019年1月3日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎ほんと、泣けてくる

残念ながら、青山大学の連覇はなりませんでした。お正月の箱根駅伝から目が離せません。仕事しながら中継を見ています。それにしても山の神は微笑んでくれなかった。。。

どんなにプレッシャーだっただろう。自分のせいで、、優勝できなかったんだ、、なんて思っているんだろう。。そんなことを思うと泣けてくる。でもこれがいつか役に立つんだろうなとおもいます。必死でやったことって次に繋がります。限界を知ってこそ自分の方向も見えるというものです。だからスポーツの一流は他でも一流になれるんだとおもいます。

私は高校から美術部だったので、スポーツを必死でやることがありませんでした。体が丈夫でなかったこともありますが、スポーツ系の縦社会的な部活というものが好きではありませんでした。しかしそんなこと言いながら、案外スポ根が好きなんです。だから今みたいな仕事マニアでいられるのかもしれません。

努力と根性って割と好きな言葉なんです。

しかし、お正月からかかってくる仕事の電話って何か不吉。ご挨拶かとおもいきや、思い切り仕事振られました。ああ、、社長さんという職業の人は無茶振りが多いのです。すぐやりたくなる性格は私もわかります。でもこんなに図々しくない。午前の打ち合わせに間に合わせたいんだよねって言いつつ、これ案外大きな仕事じゃないの。リゾートの建物配置図をお願いされました。坪数の計算から費用まで、いい加減にできないから困るのです。こうして割り込んできた仕事もこなして今日が終わります。

私のデザインの箱根駅伝は、誰にもタスキを渡せないのが、寂しいです。また来年の箱根駅伝まで一人タスキをかけてずっと走り続けます。

岡部泉