北海道の春

2017年5月1日 | izumi | あかん湖温泉, イエローデータデザイン日記

◼︎ようやく桜前線

北海道の道南から道央まで桜前線がやってきました。昨年、函館にエプイという名前のオーベルジュをつくりましたが、エプイとはアイヌ語で樹々の花や実のことを指すそうです。そしてその花とは桜に見立てたコブシの花のことでもあります。北の国に新天地を夢見てやってきた日本人が、長い雪に閉ざされた冬から明るい希望に満ちた春をそして、桜を待ちわびたことは容易に想像できます。

ここ道東の阿寒湖は、樹々の芽も固く桜はまだ先のようです。それでも、空気は明らかに二週間前とは違う柔らかな温もりを育んでいます。
北海道に気持ちの良い季節がやってきました。数年前、屈斜路湖でカヌーで川下りをしました。その時の爽やかな風の感触と透明な川の水底にクレソンがたなびいている様を忘れることができません。なんだかその頃が、とても懐かしく豊かで幸せだったことを思います。今は沢山仕事がありますが、ただ一人慌ただしく、いつも締め切りに追い立てられるようです。これが責任というものなのかとつくづく思います。

工事は佳境ですが、ふとこのまま北海道をふらふらと旅していたいと思いました。そのくらいこの空気感は自由な気持ちにさせます。仕事放棄はできませんので、また自分の持ち場に戻ります。

岡部泉

連休開始

2017年5月1日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎空気が何となくふわっとする

どうやら世間では大連休らしい。サービス業など普段よりも忙しく仕事をしている人もいると思いますが、なんだか空気がふわふわしてくるのが不思議です。大概の人が働かないのんびりモードの振動数を出しまくっているようです。当社もそんなモードに入っています。

しかし、私は今日から北海道の現場です。40室ほどの全改修工事が6月オープンでただいま佳境です。ここばかりは連休どころでないやらなきゃいけない必死モードの振動数がムンムンしていることでしょう。確かにここのところ、確認メールの回数が増えています。およそ、2ヶ月半の工期です。なるべく即返信に心がけます。本当に現場の方々、お疲れ様です。

一昨日、東北から送られてきたアイヌネギとも言われる行者ニンニクを食べたら、気絶するほどへこたれていたのに、心なしか元気になりました。さすが修験道の行者が、生き抜く原動力にした植物です。これで、私もこの働く連休を乗り切ろう。

岡部泉

不穏な空気

2017年4月30日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 未分類

◼︎人間はいつも争う

昨日は緊急事態として地下鉄が止まってしまったといいます。この地球上から争いが消える時があるのだろうか。不穏な空気が日本を取り巻きます。

最近夜中に帰ってみるのは、地球上で生き抜く動物の生態を描いたドキュメンタリーです。こんなにも動物たちの生き抜くための生態には工夫がされていて、整合性があるんだと感心してしまうのです。それぞれのニッチを適正に生きるために動物は進化して種を繋いでいます。
それそれの適正なニッチを壊して取り合うのは、人間と恐竜だけです。譲ること、やり過ぎないこと。この品性を動物たちは持ち合わせていて、進化を遂げながらも地球の調和を取り続けているのだと思うと、人ってまだまだ生物初心者だと思ってしまいます。

岡部泉

東北の玉手箱

2017年4月29日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎東北から遅い春の宝物が届く

会社で仕事をしていたら、小包が届きました。東北の友人からです。開けてみたら、原木椎茸、こごみ、行者ニンニク、ウド、たらの芽、手作り豆腐やら、豆餅やら、、沢山食料が入っています。わぁ、、いいなぁ、、うれしい、心が一気に癒されます。東北の遅い春がいっぱい詰まっています。最近かなり疲労気味なので、この春の息吹の力で元気になりそうです。こうして自然と共にある生活が私の理想です。ギンザシックスじゃないんだなぁ、、この感想は特に意味はありません。

彼の家は岩手の山の麓にあり綺麗な川が流れていてそこに温泉も湧いているのです。その川岸で原木椎茸を栽培していて、クヌギの樹から、どんどんと力強く笠を広げているのです。秋にはなめこを採取させてもらいました。
そんな豊かな風景がそのまんま、この箱の中に詰まっています。

私には田舎もなく家族もいないのですが、もし田舎に実家があったら、こんな感じで地の物を送ってくるんだろうな。元気でやっていますか、なんていう縦書きの手紙が入っていたりして、、テレビドラマの故郷を思うシーンです。もちろんこの箱には手紙なんか入っていません。そんな洒落たことをする友人ではありません。

今日はこの立派な椎茸のバター焼きにしよう。ビールはヴァイツェンがいいな。そして山菜はてんぷら。。いや油が飛んで掃除が面倒だから軽い煮付けにしよう。
早く仕事を終えて家に帰らないと。

岡部泉

気絶睡眠

2017年4月28日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎知らないうちにふらっと

今年になってほとんど休まず働き続けてきました。ハイパーボヘミアンみたいな優雅な暮らしぶりも可能なこの時代。しかし、私は、相変わらず昔ながらのハードな暮らしをしています。ハイパーボヘミアンって一体なんだ。超自由なくらしをする人。究極のライフスタイルのことらしい。すぐリタイアして遊んで暮らそうって、どこかの国の人だったかな、、ティモシー・フェリス氏が言い始めた一日数時間、いや数十分働くだけで可能なくらしのこと。ITがその暮らし方を可能にするらしい。でもすぐ誰もがハイパーボヘミアンになれるわけないんだし、どこかの時代に懸命な知識や技術を身につけないとそうはいかないはずだから鵜呑みになんかして誤解なきようにと。

それとは全く勘違いだった時の話ですが、私が若い時すでに適当で働きもせず、自由な暮らしをしていました。どこに行くにもヒッチハイクって感じで、その時はそういう人たちをヒッピーとか言われてたけど。
でもそれは、かなりリスクのある暮らし方でした。まず健康じゃないとだめだなって思っていました。そして、よほど食べ物に困らない南の国に行かないとだめだなと思いました。

今、そのぶらぶらしていたつけが回ってきたのか、人生の半分を超えてから、いつの間にか全然真逆な暮らしになってしまいました。新しい人生がはじまったと言わんばかりです。もともと適当な性格だったので、会社員に向いていないことくらいわかっていました。だったら、人に使われないように会社をつくろうと思って、20代で会社を立ち上げてまたその会社もやめて、人生の後半で二度目の会社を立ち上げました。そして、人を雇いはじめてから人生は変わるものだと思いました。責任というものが私を変えていきました。自分一人の時はふらふらとして、どうでも良かったのに人の人生を預かっているような気持ちにさせられ、懸命に働くようになりました。案外真面目だったんだな。人生の後半、すっかりボヘミアンでなくなりました。そんな責任感からか、もう病気なのか、時間を忘れて働くようになりました。でも人には楽しそうに自由にやっているように見えてるみたですが、、、

そんなこんなで、今日は、昼間だというのに知らないうちに眠っていました。どうしようなく眠くて。。飛行機に乗っている時は全然眠れないのに。。これって気絶するほど眠いってこと。気絶睡眠って名付けたい。
最近、この気絶睡眠が多いな。社員の労務管理をしっかりやると、結局自分がやらざる得ないということで、気絶することになるんだな。管理職の寿命が短くなる時代がやってきたような気がします。

いずれこの懸命な時代を経て、ボヘミアンに戻ることになると思いますが、まだまだ先だと思います。でもハイパーボヘミアンって感じにはなれないな。。ふらふらっとした風流人でありたいな。

岡部泉

北と南

2017年4月26日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 奥日田温泉 うめひびき

◼︎不思議な交流がある

北海道と九州。北と南ですが、その二つの土地で旅館をつくるのが私の仕事です。面白いのは、両極端の地の交流です。数年前も別府の旅館をつくった時に私が関わっている北海道の旅館に研修をお願いしました。

今、工事をしている大分おおやまの旅館が9月のオープンのために5月で閉館します。そこで、その間におおやまのスタッフが、北海道に研修にいきます。どちらにもよろしくお願いしますと言いますが、勉強になってくれるかな。。全く体質の違う旅館なので心配になります。

一足先に北海道の杢の抄に研修に行ったスタッフの女性が戻られて、どうだったと聞くと楽しそうに向こうでの話をしてくれました。ほっと一安心。
そしたら北の国の社長から電話。とても穏やかないい子ですねと。これでまた一安心。

いつもと違う環境で学ぶことは多いはずです。来月はおおやまの料理長が北海道の支笏湖、水の謌へ行きます。水の謌はとても料理の評価が高く、K料理長は料理一筋の技術と感性を持ち合わせた人です。おおやまの料理長もいい経験を積んでほしいと思います。でも、あんまりハードにしないでねと今度、K料理長に頼んでおかないとなと思います。

岡部泉

お一人様

2017年4月23日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎これから続々と増加するおひとりさま

あと数年したら、6人に一人くらいの割合でお一人様になるらしいです。その理由は経済力の低下と誰かといるのが面倒なこと、あとは死別などの不可抗力的なこと。

面倒っていうのはよくわかります。お一人様ってあまり寂しくない。気楽でいい感じです。いつかロボット君を買って一緒に仕事したいと思っています。遠くない未来がそこにあります。人間がAIよりも優れる点って何だろう。人間って一体何するようになるんだろうって思います。

そんなことを考えながら、お昼は一人焼肉を食べて、サァ今日も頑張ろう。

岡部泉

IR

2017年4月22日 | izumi | あかん湖温泉, イエローデータデザイン日記

◼︎釧路市阿寒も立候補

釧路市はIRの候補地に立候補しています。阿寒湖のスキー場の麓でカジノをつくる計画を提案しているそうです。我がオーナーがその旗振り役をされています。

カジノリゾートか。。どうもピンと来ませんが、阿寒が変なことにならないことを祈ります。
そうでもしないと地域は疲弊していくから仕方ないのか、、でも田舎って、何もないっていうのがいいんだけど。

岡部泉

阿寒湖へ

2017年4月21日 | izumi | あかん湖温泉, イエローデータデザイン日記

◼︎まだまだ春は遠い

南の国から北の国へ毎週行ったり来たりです。東京はもう半袖の人もいるくらいの暖かさです。まさかと思ってはいましたが、釧路空港に降り立つとひんやり寒い、そしてみぞれのような雨。

こんなこともあろうかとセーターを持ってきて本当に良かった。工事会議の途中、窓に目をやると雪が降り注いでいます。まだまだ春は遠いのです。でもこの工事の納期は待った無しです。考えてみたらこの改修工事は40部屋ほどあるのに、工期はたった3ヶ月。ただいま解体真っ最中。運営しながらの解体は、不利な条件がたくさんあります。全解体が終わって立ち上げて完成するまで1ヶ月半もない。5月の連休も休まず工事続行らしいです。

すごいです。えらいです。と言っていたら、私も連休返上で工事会議だって、、あれ。

遅くまで打ち合わせをして、もう今日はいいねと言って、所長さんたちを誘ってバーに行きます。いろんな話ができるのもこんな時です。入社式の季節、最近の新入社員ってどうですかと聞くと、いやぁ若い人ってどんどん辞めちゃうんですよと。最近設計とか建築とか人気ないらしい。やっぱりキツイのが嫌われる原因なのかな。
そう思うと、うちの会社だってキツイことないな。何がしたくて何ができるようになるかって思うけど、それよりも家庭やプライベートが優先する時代みたいです。でもクリエイティブな仕事ってどっかでは崖っぷち好きじゃないとだめな気がします。

岡部泉

人と料理

2017年4月18日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎その人が見える料理

今夜は、仲良くしてもらっている茶懐石の料理人の方と久しぶりに銀座で会食。時々二人で食事をしますが、今日はどの店かな、、日本料理の方なので、割とフレンチかイタリアンの店に行くことが多いのですが、今日は初めて和食の店に行くことになりました。銀座のビルの2階の小さな店です。

最初からなぜか椀物。珍しいです。お腹を温めてくれてるのかな。。それだけで、その友人は面白がっています。プロってこういう時が楽しいみたいです。自分と違う考え方やセンスにとても感心するみたいです。次々とお料理が来るのですが、とても丁寧で美味しい。ちょっと旅館みたいだねと言います。

でも旅館ってこんなに沢山の素材の仕込みできないです。一体素材の種類ってどのくらいあるのかなと思うほど野菜も魚も豊富です。伺ったら50種類は超える素材を使っているそうです。
最後まで、丁寧な出汁の味が品良く使われていて、とても好感度が高いお料理でした。そして尚且つ気楽に楽しめるのです。ここがえらい!お人柄が出ています。えばらずいい食材を丁寧に。これがこの店のモットーのように思いました。その店の料理人さんは山形の方でした。それもまた東北応援の私にとっては嬉しい。

「日本料理って何となくハードルが高くて緊張しはる人多いから、この店ええわぁ。。この店には若い人に来てもらいたいなぁ」と、友人はいいます。

そうです。。日本人が日本料理に馴染みがなくなってしまっているのです。知らないものに人は遠慮や緊張をするものでした。昔はそれがフレンチだったけど、今は日本料理も敷居が高くてきちんとした店はなかなか。

彼の京都の店には、最近外国人が3割を超えるそうですが、逆に接待する日本人の方が緊張していて、尚且つ魚も上手に食べれなくて外国の方の方がきちんと食べるらしいです。
でもタケノコについては、「なんで竹食べるんだ」という中国の方もいるらしく、タケノコの煮物はダメで揚げ物にしたりしてるみたいです。面白いな。。いろんな食文化があります。
でも彼の店にくる外国の方って相当な知的レベル高い人なのではと思います。

我ら日本人がきちんとした日本料理をまずは若い時から経験するべきだと思うのでした。

帰りの銀座を歩きながら、つくづく料理に人格が出るってすごいことだね、その人らしいって思うことってなかなかその道を極めてないと出来ないね、やっぱり、料理もデザインも人なんだね、とそれぞれに感想を話しました。

岡部泉