勝った!!!

2017年10月22日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎村田、心を折って勝った

こんな試合があるんだろうかと思う。村田選手とエンダム選手の闘い。エンダム選手が自ら負けを認めた試合。エンダムの心を折って勝った試合なのです。5ヶ月前の悔しさからここまで来た。どれだけ恐怖に勝つために努力をしてきたんだろうと思います。自分にも勝ったんだな。

最初のラウンドは笑ってるように見える。なんで、、もう勝ちを確信したからなのか、それとも闘うことが楽しいのか。しかし、ギアはラウンドを重ねる度に上がっていく。。そして眼光だけが光り獲物を狙う獣のようになっていく。
見ている私も力が入って仕方がない。

勝つということは負けた者の分も背負っていく責任があるそうです。そしてプレッシャーが強さをくれるそうです。チャンピオンってすごいな。

こんな風に力強く背負える政治家がいればいいのにと選挙の日に思うのでした。

岡部泉

寒い、、

2017年10月21日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎秋が何処かに行ってしまった

九州から戻ってきたら急に寒くなっていました。電車の中ではダウンを着ている人に出会います。もうダウン解禁なんだ。。

ついこの間まで半袖で現場を回っていたというのに、秋は何処に行ってしまったのか、もう冬の気配です。こうなると一年を振り返りたくなります。

今年は何かの節目の年だったような気がします。仕事では面白い仕事をさせてもらいました。これまでの仕事よりも範囲や規模が大きくなり、その分責任を感じて苦しい思いもしましたが、それ以上に勉強になりいい経験を積むことができました。

仕事によって人は成長すると思います。難しい仕事はより人を強くさせるものです。苦労は買ってでもした方がいいとはこんなことを言うのでしょう。苦労も楽しいものです。

そして、仕事漬けの毎日を長年続けたせいで病気にもなりました。健康をこんなに願った年もなかったと思います。一人で遅くまで仕事をする生活スタイルをがらりと変えることになりました。いまは、すこし肩の力を抜いて、食事もきちんとして、生活リズムを規則正しくして仕事に取り組むようにしています。養生訓がバイブルとなったのでした。

来年は、体を鍛えることを目標をしたいと思います。現場の足場の上をもっと闊達に歩けるようにしたいのです。もっと強く元気でいたいと思うのです。全ては安全安心して仕事が長くできるようにしたいのです。

岡部泉

検査

2017年10月20日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎ひとまず解放

今年の夏、ひどく疲れが溜まって、おかしいなとおもって人間ドックに行ったらいろいろなことがわかって、これは大変だぁという先生の言葉の元に検査続きとなっていました。呼吸器に白い影が幾つもあったり、、もう終わりかなって覚悟をする事態となり、まさに養生養生、、という生活をすることになりました。

今日は何回も行ってきた最後の検査結果を聞く日でした。どうやら危機的な状態からは脱することができたようで、半年後の経過観察となりました。ほっとした一瞬でした。検査のための通院からも解放されました。健康っていつもあるものではないのです。とても貴重なものなのです。それをあたらめた感じるきっかけとなりました。ただ病院に通っているうちに、最初はこんなに病気で悩んでいる人がいるんだと心が苦しくなっていましたが、だんだんとそれにも慣れてきたのが不思議です。

ともかく養生と食生活改善のおかげもあってか、だいぶ体力も回復してきました。くたびれてる間も仕事を続けることができたのも、周りの皆さんが気遣ってくれたおかげです。友人たちもたびたび、大丈夫かというラインをくれました。これもありがたいことです。一人で頑張っているだけじゃなかったんだな。。ありがとう。

岡部泉

旅館とは

2017年10月19日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎ホテルとどう違うの

旅館とホテルは同じ宿泊施設なので用途としては同じです。では何か違うのでしょうか。旅館には靴を脱いであがる、畳がある、大浴場がある、、とかそんな違いでは話が終わってしまいます。私が思うに、旅館とは地域を背負っている宿泊施設と言えるのではないかと思います。昔、あちこちの地方でグランドホテルという旅館だかホテルだかわからない名前の施設があったと思います。その時代、ホテルに憧れて旅館にそういう名前が付けられたのかと思います。その時代のイノベーションだったと思います。女将の旅館から支配人の旅館へと変わるプロセスだったと思います。

しかし、今はグランドホテルとついていた施設は再び旅館らしい名前に変わっています。それは旅館回帰ではなくオリジナルを見つけようという現れかと思います。ニーズに合わせて確かに変化してきているのです。

旅館は地域を背負うとは、どういうことかと言うと、雇用促進はもちろんのこと、地域の価値を上げること、またブランドとして地域を開発することです。そうすることにより、人と文化と経済が育ち地域の持続性を生んでいく。ホテルは自前のブランド展開ですが、このような価値循環のサイクルの一助を担うのが旅館です。旅館は地域と密着した経済活動なのです。地域共有型施設が旅館ということになります。

私が旅館をお手伝いするモチベーションはここにあります。

岡部泉

うめひびきの山

2017年10月17日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 奥日田温泉 うめひびき

◼︎いま私がやれることは願うだけ

山登りにも隊列順があるもの。工事も登山みたいなもので、歩き始めの道は穏やかでもまだ足が慣れていないので、それなりにきついものです。企画や基本設計の時期です。途中の五合目くらいは、道にも迷うし行ったり来たりの無駄もします。でもああでもないこうでもないと皆で試行錯誤後する楽しみがあります。後半の7合目あたりはさらに頂上を目指すもその頂上は見えているのに到達できないもどかしさがあります。いまは9合目。工事関係の人たちの最後の踏ん張り時です。先鋒隊の私の踏ん張りどきは今年の8月でした。大きな指示が出せる最後の時期でした。毎日が苦しく頭の中がグルグルとしていました。

いまは、ただ、工事が安全に終わることを祈るだけです。11月1日オープン、頂上を目指して頑張ってください。

岡部泉

梅の赤壁オープン

2017年10月16日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 奥日田温泉 うめひびき

◼︎ついにその姿が現れる

昨日まで足場の間から見ていた梅の赤壁がついに現れました。朝から足場を手際よく外していきます。少しずつその姿が、、
そしてついにその全貌が現れました。
おおおーーーっ。。。きたぁ〜。。

これまで一緒にこの赤壁をつくってきてくれた現場の方々一同、赤壁の勇姿に顔がほころびます。その姿は期待以上の堂々たるものでした。へんてこりんなデザインだと皆さん、疑問に思ったことでしょう。どうなんのと不安に思ったことでしょう。しかし、そのへんてこりんなデザインが、左官の名匠、原田氏の手によって風格が加わり、新しくも普遍性をもった意匠に変わりました。

ありがとうございます。原田さんにお願いしてくれて。
この赤壁は原田さんにやっていただきたいと、現場が始まる前から願っていましたが予算の都合もあり、なかなか言い出せないでいました。そこにとある偶然が重なり、原田さんがやってきたのです。これぞ、願えば叶う!でしょうか。しかし、それを許してくれた所長や皆さんに感謝です。

ベンガラの松葉びきの赤壁はしなやかな天鵞絨のような風合いに思えます。小端瓦は梅と雲と水をイメージしながらデザインしましたが、その全体はまるで天に向かう龍のようにも鳳凰のようにも見えます。

夕方、この赤壁に灯りが灯りました。するとその龍や鳳凰がさらに力強く浮き出して見えます。壁から動き出しそうです。ぼんやりこの壁を眺めているとこれまでのことが浮かんできますが、やはりこういう大変な仕事は完成した時の満足度が違います。

「面白かったね。またこんな仕事してみたいね。」と隣のN氏に言うと「ううう、、僕はしばらくはいいです。。」と言います。そうだね、大変だったもんね。すこし休もうね。

岡部泉

日田の町

2017年10月15日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 奥日田温泉 うめひびき

◼︎手仕事のあるまち

今日は現場は、日曜日なので職人の皆さんも少ない。そこでここらの地域調査です。うめひびきのS氏に案内してもらいます。まずは以前から行きたいと思っていた小鹿田焼の窯元を訪ねます。途中の山道には今年の豪雨がもたらした傷跡がまだ残っていました。あらためて災害の大きさを確認することになりました。

小鹿田焼はまさに民藝の器です。私は昔から柳宗悦の民藝運動に賛同していて「用の美」という言葉が好きでした。小鹿焼は全てが手作り。土も釉薬もここで作られます。緑釉に用いられる酸化銅も銅線を焼いて銅を取り出して釉薬にまぜるとのことでした。もちろん器つくりも電気もいらない蹴ろくろです。訪ねた窯元にも二つのろくろがありました。お父さんと息子さんのろくろです。大概はろくろは二つと決まっているようです。これも作りすぎない、産業品にならない、大量生産にしない小鹿焼のポリシーなのでしょうか。土も釉薬も全てが自然のものです。丁寧に自然の産物を使って暮らせるだけのものをつくるということなのかもしれません。なにせ、今は有田だって陶土がなくなってしまっているのですから。一度焼いた土はまた土に戻ることがありません。陶器つくりは地球を削ってできているといつも思っていました。
民藝の真髄は、手の限界が自然や物事の調和を整えるということなのではないでしょうか。人間が奢らないように手という枠をつくるのが民藝ということなのです。

この窯元さんでは、うめひびきの卵をとく緑釉の受け皿付き茶碗を作ってもらいました。本当はこんな大きさの器はつくらないんだけどとお父さんは言います。いつも作っている形とサイズではないとのことでした。でも、つくってみたら案外他のお客さんにも喜んでもらえたそうです。お客さんがまたお客さんをつくるんだねと言ってくれてよかったです。

私も小鹿焼の器を購入して、この山深い静かな窯元を後にしました。次は豆田町で開催されているバーナードリーチと小鹿焼の展示会を見に行きます。
バーナードリーチの作品は、駒場の民藝館でよく見たものです。良く聞いたらその民藝館の作品が陳列されているとのことです。あら、懐かしい。
民藝は世界にももちろん通じているし、民藝の心は共通です。詠み人知らずの民藝こそ愛すべきものであると思います。

昔の想いが左官の町、豆田町でよみがえってきました。
天領の町、豆田ではかつて物、人、金が盛んに流通していただろうと容易に想像できるほどしっくい壁でできた蔵が立ち並びます。左官好きにはたまらない町なのです。その多くの蔵には、その家の繁栄を願うべく鏝絵も付されています。長寿を祈る鶴が舞い、子孫繁栄を願う兎が勇ましく波に乗り、出世を望むために鷹が飛ぶ。松、梅、竹、恵比寿、大黒などそれぞれのモチーフに願いを込めた鏝絵は当時、左官の名手がその家の主人の想いをこめて腕を振るったことでしょう。まさに詠み人知らずですが、手の仕事がまちに根付いていたことがわかります。そういう手の仕事があるまちは、時代を経てもこれを残したいという愛着が生まれてきます。

我がうめひびきにも、この伝統的な手の仕事を残すことができました。大きな赤いベンガラの壁面には、繁栄を祈るため梅の花が波にのり空に舞うがごとくです。どうぞ、いつまでもこの館が愛され繁栄しますように。。。

岡部泉

うめひびきの赤壁

2017年10月14日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 奥日田温泉 うめひびき

◼︎ついに始まった、、

うめひびきの赤壁の上塗りが今週始まりました。いよいよ、ここに赤い色が登場。待ちに待った赤壁。
日田はさすがに蔵の街で、いい左官の仕事が残っています。その蔵のディテールとダイナミックな仕事に触発されてこのうめひびき新館の赤壁があります。日田の左官の名人、原田氏の渾身の思いをここに込めてほしいと思っています。

現場からその経過が送られてきます。あぁ、、いいなぁ。。わくわくしてきます。ということで、北海道からすぐ九州に飛びます。この仕事を見ずしてこの現場の意味がありません。朝飛行機をキャンセル待ちして飛び乗りました。わくわく、どぎどき。。

現場のN氏に日田まで迎えに来てもらって現場へ直行。やってるやってる。原田さんもきてくれている。赤壁の松葉びき(原田さんの庭の松葉を束ねて生渇きの赤(ベンガラ)しっくいに松葉で優しく表情をつける技法)が赤の色に優しい影をつけていてさらに赤が深くなっています。
やはり赤は人の心を惹きつける色です。

その赤を引き立てるように柱は黒ノロになっています。そして赤壁には小端瓦が梅の形や水や雲の形になって描かれています。その隙間を塗るのは大変だったでしょう。特別なコテも作ってもらいました。その数40本。小さな隙間を埋めるほそーーいコテもあります。爪楊枝くらいの隙間なのです。

それを全国から集まってくれた18人の左官職人さんたちが一気に仕上げてくれました。

今日は、蔵の入り口となる玄関のしっくいの仕上げです。これがまた美しい。コテの技が光る素晴らしい仕事なのです。夕方暗くなるまでその仕事を見させていただきました。

岡部泉

阿寒の秋

2017年10月12日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎眼に飛び込む赤

今年の阿寒湖の秋は赤が美しい。どちらかというと原生林の多い印象の阿寒湖ですが、釧路空港からの山道には眼も覚めんばかりの赤い紅葉が点々とあります。ここ数年のなかで一番の赤ではないでしょうか。深く強い赤が眼に飛び込んできます。赤という色はなんと心を昂揚させる色なんだろうかと思います。
(ここでダジャレをいうつもりはないのですが、、)

あぁ、、雌阿寒岳に登る絶好の季節です。と思うのですが、工事会議が待っています。次は絶対登るつもりで予定を立てないとと悔しい思いが募ります。おっとその前にまずは体力と脚力を戻さないといけません。若いころは(もう年寄りのセリフですが)本当に山を飛ぶように歩けたのに、、と思い出します。

でも今からでも遅くありません。来年の目標は「もう一度山へ」にします。こんなに出張が多いのですから、あちらこちらの山に登れるはずです。仕事と山の両立を図りたいです。どちらも辛そうですが。。

岡部泉

本気で何が悪い

2017年9月27日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎まったくだ、本気で生きなきゃつまらない

JR九州の会長であるK氏から本が送られてきました。「鉄客商売」に続く2冊目にあたります。今度の本のタイトルは「本気で何が悪い」です。本気です。どこか後輩と今のぬるっとした社会体質への触発にも思えます、結局のところ、本気でやったものがやっぱり幸せなのです。本気って新しい人生の場面を開いてくれるからです。

そりゃ、家庭も大事、子供も大事、大事なものばかりを人は持っています。しかし、私にとって、一番大事なことは自分の力を全力で活かすことです。(それが仕事と言ってるわけではなく)中途半端って一番後悔します。何も得るものがないからです。それが失敗であっても成果が出なくても、そこに学びがあるからです。

時折、体も壊すし、友達も失います。家族さえ失うことがあります。しかし、それでも得るものは大きく、それが自分の課せられた人生かと思います。まさに生業です。

そして、人にはやはり器というものがあって、それなりの器の中で全力を尽くせばいいのです。ないものねだりをすることは、やはり、自己を知らないものがすることです。夢は必ず叶うといいますが、それも違っていると思っています。本来神様がくれた器の限界を限りなく使い尽くすことが本望です。大概は使い尽くしていないのです。

K氏はまさに使い尽くしている方です。ご自身で戦いは自らのぞみ、戦いに勝つまで奮闘する。かつてそんな戦士がたくさんいた時代だったかもしれません。今は戦うことに制限をされている不幸な時代です。

この本の学びはたくさんあります。学びの19条があります。早速机の前に貼りました。
まず行動はキビキビ早く、ここからです。

岡部泉