碧の座工事会議

2018年10月18日 | izumi | 碧の座物語

◼︎キウス墓石群

メインの意匠となる土壁を塗ってくれる左官屋さんとの打ち合わせです。今回の現場は北東北縄文遺跡群にリスペクトしたデザインをしています。となるとやはり土。キウス墓石群の近くにある歴史資料館でみた土の積層が展示されています。貝塚のように小さな貝がミルフィーユのように積まれた土に埋まっています。長い時間を示す土の歴史模様です。

この館のロビーにはこんな版築風の壁をと思っていました。まさにこれ!こんなことあるのかなと思いました。夢を見ていたかのように思いました。早速、左官の名手であるK氏にどうかこの土の歴史模様を見に行ってくださいとお願いしました。

まずは現場を見ようということになり、3階まで躯体が立ち上がった現場に行きます。それなりに大きい。こうして躯体が立ち上がってくると緊張感も増してくるというもの。K氏はこの土地の土で作ろうかと言い始めます。すると現場の法面にある土を握って丸めてみたりしています。そしてペロッと舐めたりして。「この土は粘土がすくないわぁ、、難しいかもしれん」と言われますが、試そうということで土を用意しておくことになりました。

こんなことがとても嬉しい。一生懸命でアイデァがあるところがいい。現場はこうしてドンドンと熱くなりいいものへと育っていきます。いいメンバーが揃ってきました。どうぞよろしくお願いします。

岡部泉

碧の座工事会議

2018年10月17日 | izumi | 碧の座物語

◼︎続く続く

工事会議は定例会議と分科会というものに分かれます。定例にはいろんな人が集まりますが、工程やら議事録やら事故をなくす注意喚起やらが行われます。今日の少し面白いなと思ったのは定例会議を仕切る監理の人が寒くなったので風邪に気をつけてください、落ち葉の掃除をしましょうとか。ほのぼのして学校みたいでした。

しかし、本当の工事会議は分科会にあるのです。分科会には本当に現場に携わる石材屋さんや木工屋さんや畳屋さんや鉄工やさんや左官屋さんが順番待ちのように押しかけてきます。三日間あるうちにカリキュラムがぎっちり組まれています。それぞれに答えを出して現場が遅れないようにしていくことが私の仕事です。

私は建築意匠系を担当し、S君は電気設備系を担当します。分科会の小分科会が二つに分かれて行われるのです。こういう慌ただしいですが、どんどんと進んでいく現場は快感です。みんなが同じ方向を向いて力を尽くすことが本当にワクワクしていくのです。何十時間も続いていく分科会ですが苦にはなりません。決まること、力を合わせることが嬉しいです。

岡部泉

碧の座工事会議

2018年10月3日 | izumi | 碧の座物語

◼︎ついつい遅くなる

工事会議も大変ですが、その後の飲み会も大変。ついつい、夜遅くなります。これがまた疲れる要素にもなるのかな。。でもコミュニケーションも大事。こんな時にそれぞれの本音が出るものです。

でも次は12時を越さないようにしよう。

岡部泉

秋景色

2018年10月2日 | izumi | 碧の座物語

◼︎もう支笏湖は色づいている

碧の座の工事会議で毎週、支笏湖に来ています。今回は大きな台風のおかげで遅い便で出発。

もう支笏湖の山々は色づき始めています。北の国は秋です。そしてやがて雪が降る季節へ。工事も雪が降る前に躯体をうち終わらないといけません。どんどんと拍車がかかっていきます。それに応じて体もクタクタです。ここが踏ん張りどころです。

岡部泉

碧の座工事会議

2018年9月24日 | izumi | 碧の座物語

◼︎S君活躍、活躍

碧の座の工事会議は佳境ということで毎週あります。それもギチッと詰まった打ち合わせです。定例会議とはまた別に分科会というのがあるのですが、分科会の中でまた分科して行います。仕上げ材やデザインのチームは私。設備電気のチームはS君。テーブル挟んで聞こえるS君の設備電気の細かく確信に満ちた指示に、本当すごいなって感心します。よく予習してきています。S君のまわりに電気や設備の人がぐるりと一重しています。その光景が何かの先生みたいで面白い。

私たちは、どちらかというとデザイン設計なのですが、企画から基本設計、はては細かな建築の納まりまでの監理をしています。本来の工事会議は一級建築士事務所が行うのですが、どうしても我々の仕事の場合はデザイン側が主導していくことになります。デザイン設計の域を超えていると思いますが、それができるのもS君のおかげであります。何ひとつ建築士の資格は持っていない我々ですが、それ以上の資格があるのです。その資格とは、豊富な経験と明確な完成へのビジョンを持っていることです。

デザイン設計は、日本では国がハンコを押した資格を持たないので日陰な存在ですが、建物にとってデザインとは本当に大切なものだと思うのです。そこに意志を生み出すのがデザインだからです。

岡部泉

碧の座工事会議

2018年9月14日 | izumi | 碧の座物語

◼︎ぎゅっと詰まってる

私が旅館のデザインや設計を始めて15年あまり。今回の支笏湖の碧の座は最も工事金額の大きな工事です。客室単価もとても高い旅館です。もっと緊張して臨むところなのですが、この旅館の設計は、いろんなことがあって何度も設計をやり直す羽目になり、私としては苦労し過ぎて新鮮味がなくなっているのです。

そんな苦しい仕事を私とS君の二人で賄っています。基本デザインを私がやってS君が事細かな監理をしてくれます。その正確さと緻密さにはいつもありがたいと感じるのです。

いよいよ、今日は平面詳細のチェックに入ります。今日は2階までの詳細図をしっかりみます。S君の本領発揮です。一段と声にも張りがあるように思います。こうしていよいよ現場はまったなしの佳境へと入っていきます。ぎゅぎゅっと詰まった打ち合わせが続くのです。

私の仕事は、設計デザインだけではないので、いつしか現場には建築に全く関係ない人たちも押しかけてきます。タオルやらガウンやら、広告やらウエブやら、、旅館の開業に関わる人たちが集まってくるのです。こっちの耳で平面詳細の打ち合わせを聞いてもう一つの耳で意匠に関わる詳細を聞き、手は館内着のスケッチをしてる。その間にテレビCMの画像を挟む、そんな感じです。

現場事務所もオープンまで半年ほど。これからもっともっと賑やかになることでしょう。現場の大きなクレーンは、地震がまたあるといけないので、毎日たたむことにしています。あの怪獣のようなクレーンが地べたに寝ているとただ図体が大きいだけの役立たずが堪忍してくれと言っているように思えておかしくなります。

頑張らなければならないことがこんなにもあると数えていると、、、、ほんと気が遠くなります。新鮮味がないなんて言ってないで、どんどんやらないとなと思います。

岡部泉

北海道はがんばっている

2018年9月13日 | izumi | 碧の座物語

◼︎みんなさらに元気だった

東京で伝わる報道はとても仔細ですが、全部の側面を知らせているわけではありません。液状化に見舞われた地域も通りました。まだ被災されている方もいます。本当に早く通常の生活になれるようにと心から思います。

しかし、広大な北海道。全道が大変だったわけでもなくここ支笏湖は地震による建物の破損は、あったものの電力は王子電力からだったので停電はありませんでした。(その前日の台風では停電していましたが、、、、いつもは電力が少ないと言って文句言ってたんですが、地元電力がこんな時にはありがたく、、)東北の時もそうでした。全東北が被災したわけではなく内陸は通常の生活を営んでいました。しかし報道は全部が大変なような報道になるのです。それが風評被害という第二次災害を生むのです。

お客様のキャンセルが続いて満室を誇っていた館内は静かです。余震もあるので安全だよとは言えませんが、がんばって営業しています。この地球で安全って言えるところがあるのかなって思うほど最近の地球は怒っています。

それでもここ支笏湖の旅館は、みんな企画を考えたり館内の普段できない清掃などをして元気にがんばっています。今日は、私が来たということと士気を高めようということで、かねひろの特上ジンギスカンのお肉を買ってもらいました。少し肌寒い野外で炭火焼。柔らかく美味い。釧路から駆けつけてくれた方はさんま一箱持参。工事関係者も集まって大バーベキュウ大会となりました。また「バイチューコール」。明日の工事会議大丈夫かな。。

岡部泉

北海道へ

2018年9月12日 | izumi | 碧の座物語

◼︎余震が続く中

北海道はまだまだ余震が続いています。飛行機も警告付きでの搭乗。そんな中でも工事が遅れては一大事ということで工事会議に向かいます。

毎朝、あちこちから北海道の情報をもらいます。こんなにもこの土地に知り合いができたんだなと思います。どなたも直後から休むことなく仕事を続けられています。地鎮直後に広告系の人に電話したら、今CM撮影中ですよと、のんびりしたことを言います。

すでに北海道は秋を通り越して冬の入り口。ちょっとなめてたな。夏の格好で来てしまいました。さむい。。

岡部泉

碧の座工事会議2

2018年8月1日 | izumi | 碧の座物語

◼︎懇親会

工事が始まって、2回目の懇親会が夕方からあります。工事関係者と我々、総勢30人あまりの夏の大懇親会。飲み放題食い放題の焼肉店。飲み放題食い放題に抵抗のある私ではありますが、皆さんの前の焼肉の大皿がどんどんと空になり、追加されていきます。これぞ醍醐味。一体お店はどう利益が取れるんだろうかと思います。絶対うちのチームは得したと思います。

皆さんを眺めていたら、ずいぶん日焼けして真っ赤になっている人たちがいます。外の仕事なんてまだそんなにないだろうに、、、これはゴルフ焼け。ふーん。。工事関係者、設計会社さん、オーナーチーム、皆さんゴルフの話で花が咲きます。私はゴルフをしませんのでここは茅の外。皆さんでゴルフコンペなどして懇親を深めているようです。何となく嫌だな。何となく工事への集中力がなくなりました。真面目すぎなのかな。。

そう思うと九州の案件の懇親会ではゴルフや遊びの話は全然出なかったな。北海道はゴルフ場の料金が安いということもあるので、ゴルフはだれもがやるスポーツなのかもしれません。ということはこれも地域性なのでしょうか。

岡部泉

碧の座工事会議1

2018年7月31日 | izumi | 碧の座物語

◼︎いよいよ大変なことになってきた

今日は北海道の支笏湖、碧の座の工事打ち合わせです。いよいよ細かく複雑な時期に入ってきました。去年の今頃は大分の日田の旅館で四苦八苦していました。やってもやっても終わらない仕事の量に恐ろしいなと思いながらやっていました。でも不思議とそれが充実に変わるのです。

毎年そんなことをやっているこの充実感がないと寂しいなと思うようになります。人間はだんだんと忙しさが充実感に変わってきて、その辛さが麻痺してくるんですね。

今、その時が始まりました。

岡部泉