碧の座工事会議3

2019年2月7日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎さすが久住さん

今日は、久住さんが来る日です。今月からロビーの壁の下地を作り始めています。縄文時代から続くこの地の地層を再現するかのような積層の土壁を作るのです。この間サンプルを見せてもらいました。それはそれは圧巻でした。

それがこうしてここに実現していくのです。久住さんが来て現場へ案内します。すぐさま足場を登って確認していきます。その軽快な足取りはまさに左官の名手ならではです。
超プロってこういう人のことを言うんです。なまらプロなのです。

現場事務所に戻って、打ち合わせをします。暖炉カバーを土で塗ってもらいます。スケッチを見てもらい、その形を説明しました。打ち合わせも合点が行ったら本当に早い。こここうしたらいいんじゃない、こんなのもできるよとどんどんと話は膨らんでいきます。

本当のプロと仕事をするって本当に楽しい。さらにさらに良くなっていくことを実感できるのです。私は恵まれています。こうして本当のなまらプロと仕事ができるのですから。

きっと明日からノンストップで塗っていくんだろうな。まわりの左官やさんもいい勉強になります。皆さん興味深々だと思います。

明日から、最大の寒波が来ます。土壁が凍ってしまわないようと思います。どうぞ気をつけて。。

岡部泉

碧の座工事現場2

2019年2月6日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎風邪が怖い

現場は絶対に休めないと皆さん思っています。風邪は暇な時にひくにはいいけど、今は絶対ダメです。現場が止まってしまったらアウトだという自覚から、風邪に用心用心。何かあったら困ると思い、風邪クスリをすぐ飲めるように持参しています。

しかし、こんなに気をつけていても疲れも相まって何となく体がだるいです。風邪ひきさんがどこかにいたのかもしれません。風邪だったらどうしようと不安になります。

今日の夜の飲み会は遠慮して部屋で休むことにしました。

岡部泉

碧の座現場1

2019年2月4日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎なまら寒い

支笏湖は寒い。しかしもう頭が疲れすぎて鈍感になっているのか体感が鈍くなって寒いのかどうかもよくわかりません。現場事務所だけは熱気でいっぱいです。こういう時は辛いのにどこか楽しい。これが現場を辞められない理由かもしれません。

工事現場に向かう道もツルツルに凍っていて、危ないです。一緒に歩く設備屋さんが「なまらさむ!」って言ってたのが面白い。生「なまら寒い」を聞きました。ほんと、なまら寒いです。

あと4日間。このなまら寒い支笏湖でがんばります。

岡部泉

2019年2月2日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎最近の若い作家はセンスがいい

私は空間つくりだけでなく、器も考える役もしています。今日は、碧の座の器を選んだり、オリジナルを作ったりします。
料理とは器によって変わってきます。碧の座の料理長もそうですが、器を決めることで料理がよりみえてくるようです。器は料理のコンセプトをつくります。旅館の空間と同じです。

今回の器は、とても微妙。一言では表現できないのです。素にして贅沢。これが今回の料理のコンセプトです。まさに器から物語るものです。かすれているような、すごく権威のない器たちを選びます。そこで若い作家の方たちの器を使います。それにしてもここ10年でしょうか。若い作家さんのセンスがとてもいい。これ、安土桃山のセンスじゃないって思うことあります。これは私独特の感覚の評価ですが、、

よくぞ、無邪気な感じで美意識を極めているものだと思うのです。それも大層な茶器ではなくです。そこがいいい。この微妙なことがわかる人は少ないかもしれません。しかし今回は、私の好きなセンスで選びます。そういう器選びってとてもたのしい。
しかし予算もあるので、また苦しくなのですが、器ひとつにその作家が求める極みが見えてくるのが面白いのです。

そんなことをしていたら、築地はすっかり夜になってしまいました。そうだ、お腹も空いたしちょこっと寿司でもつまんで帰ろう。日本酒も少し飲みつつ、今日の器たちを頭の中で並べてみました。だんだんとスタイルになってきました。ニマニマとします。
知らない寿司屋に一人で行けるようになるともう大人だよねって思います。

明日は家具のうちあわせに行きます。早く発注を終わらせなければ。。。間に合わない。

岡部泉

碧の座工事会議4

2019年1月24日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎寒いということがわからない

冷たい風が吹いて、雪が冷たく顔に当たります。お昼ご飯を食べにいくのも少し大変。しかし、不思議に寒いということがわからない。おかしくなっているのかな。もっと考えることがあって、そこに神経がいってるみたいです。

今日で今回の工事会議は終わりです。内容も濃かったので長かったです。でもたくさんできたと思います。まだ宿題は残っていますが、また東京に戻ったらやります。どうぞ皆さんも健康に気をつけてと願います。

岡部泉

碧の座工事会議3

2019年1月23日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎空間のバランス

現場を回っているとドキドキしてきます。思ったより狭いなと思うことがあったりして焦ります。まだまだ灰色の箱みたいなものですが、そこに空間がふわふわと浮かんできます。合ってるのかなと答え合わせをしているような気分です。空間にはバランスが大事です。ここは引いてここは押してと軽いこと重いこと、強いこと弱いこと、いろんなバランスの種類を組み合わせます。そのバランスの形は本当に様々です。ここのバランスがどうなんだと繰り返し思います。

胃が痛いと感じるのもこの頃。繰り返し浮かぶ言葉は「大丈夫か、わたし、、」。自問自答の繰り返しです。いつかこの工事も終わるわけですが、あと3ヶ月はひたすらこの言葉を繰り返していくんでしょう。辛いな。。

岡部泉

碧の座工事会議2

2019年1月22日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎責任を持つこと

工事会議も怒涛のような勢いです。決めなければならないもので溢れています。今日のスケジュールをこなすことが私の精一杯の現場への責任です。今回で定例会議はおしまいで、引き渡しまでの2ヶ月半は現場の進行をひたすら応援していきます。
今月で決まらないものは一つもないという気持ちで今回は望みます。その決意はいいのですが、その意気込みのせいで先週は仕事やり過ぎて、疲労気味です。それでも夜半まで皆さんとともに頑張ります。

それぞれの役割を責任をもってやれることは現場では当たり前のことですが、だんだんとその当たり前は、当たり前でなくなったと最近思います。一緒にこの現場をやってくれているY君に、人はどうして責任感をいうものを持つんだろうねと聞くと、彼もなぜでしょうね、、お金だけでなく名誉だけでなく、どうして責任感をもってやるんでしょうねと言います。私も彼も責任を持つということが当たり前と思う時代に全力で生きてきた種族なんでしょう。

当社も最近、面接などをしていますが、当たり前にその時間に来るかと思うとそうでもなく、ドタキャンを平気でする人が「複数」いるのです。はぁ、、そんな無責任なことをする人ってこんなにいるんだ、、時代か?、、しかし、それは、もう良くあることみたいです。礼節をわきまえる真面目な日本人ってもう当たり前じゃない。自由?ではなく勝手が無責任につながってしまっているのです。

建築工事は、いちいち責任が伴います。そして辛い。苦しい。ますます、工事をやりたいなんて人はいなくなるかもしれません。さらなる人手不足になるんでしょう。時折皆さんとの飲み会で、そんな話がでます。設計だってデザインだって、やりたい人は減ってると思います。責任を持つことが昔はひとかどになることの証でした。大人とは責任を持てる人のことを指すのだと思います。責任を果たした先にあるものは、自分の能力が広がったことへの喜びであったり、誰かの役に立てたことへの誇りであると思います。しかし、それも不要となると一体どうやって責任という言葉の意味を伝えられるんだろうと思います。

責任。。それは人間社会の約束なんだけどな。

工事は責任の連続であり塊です。この現場には責任という正しいルールが溢れています。がんばりましょう。一人も欠けることなく全員でゴールを切りたいと思います。

岡部泉

碧の座工事会議1

2019年1月21日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎石狩の土壁

碧の座のロビーに縄文時代の千歳の地層を切り取ったような積層の土壁をつくります。そのサンプリングを見に石狩にある左官やさんの作業所に行きます。千歳空港から石狩に向かうのですが、北海道は大荒れ。ホワイトアウトです。道路の脇の雪溜まりに車が埋もれています。一体何をどうしたかったのかと思いますが、車の半分は雪の中です。雪の道を進めなくなって諦めたということなんでしょうか。そんな車を何台か見ました。

ようやく左官の会社に着きました。まず一声。すごい!まさに縄文の土壁です。貝塚がそこにあったかのようにシジミが無数にその土壁に埋まっています。ここに縄文の生活があったんだと思うほどです。そのサンプルは左官の王様、久住さんがつくってくれました。本当にさすがです。地層のようなグラデーションもとても繊細な配慮で作られたものです。

ホワイトアウトに疲れた体に一気にエネルギーが湧いてきて蘇ってきました。テンションマックスです。すごいものを見ると私はそんな感じになります。2月から始まる久住さんの土壁が本当に楽しみです。もう目が離せなくなるでしょう。

岡部泉

格子建具とは

2019年1月17日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎建具は整えるものでもあり崩すものでもあり

碧の座の建具をデザインします。日本の旅館には沢山の建具があります。この旅館にはいくつあるでしょう。きっと200くらいあるんじゃないかと思います。料理屋の個室から客室、廊下、様々なところに、、気が遠くなるようなことですが、北海道の旅館で建具を考えるということは本州の建具と異なる考え方にならないといけないのです。北海道数奇屋みたいなことです。
特に格子の建具は、どうしても和風感が出すぎて使い方を間違えると、ここらしくないというか、個性がなくなるのです。

格子が作り出すリズムを考えることが必要です。悩みに悩みます。予算的にできることできないことあるし。建具は空間を整えてくれたり、また外して崩したたりもしてくれます。濃くて重たいとこと薄くて軽いところ、強いところと弱いところ、そんな組み立てを軽妙にやりたいのですが、決めきるには時間がかかります。

しかし、本日ほとんどの建具デザインを提出。やった!
宅ファイルで皆さんに送ったのに、誰も褒めてくれない、こんなにやったのに、、でも気持ちはわかります。これやるんだな、こまったなって思っているに違いありません。来週の工事会議で説明しよう。

今日は、これで久しぶりにすっきりした気分で飲みにいきます。うれしいな。肩の荷が半分くらい降りた気分です。

岡部泉

碧の座工事会議3

2019年1月10日 | izumi | 碧の座物語

◼︎慌ただしく、慌ただしく

時間がいくらあっても足りないと思うこの時期。電気も設備も仕上げも詰めて答えを出さなければならない時期。あたふたあたふた。皆さんも気が気でないでしょう。現場できっと大きな声が飛び交い始める時期でもあります。

そんな現場を後ろ髪引かれつつ、会社の新年会のために東京へ戻ります。また再来週にて。次は連続4日間の工事会議となります。がんばろう。。

岡部泉