碧の座キックオフ

2018年4月5日 | izumi | 碧の座物語

◼︎気温差25度、寒い、、

今日は碧の座のキックオフです。たくさんの工事関係者が集まります。私にとってはこれまでの中で一番大きな案件となりました。それにしても長い時間がかかったな、、そしてまだ見積もりは合っていない。。
それぞれの自己紹介で、コミュニケーション良く仲良くやっていきましょうって挨拶もありましたが、本当そうしたいですけど、どうなるんだろうなぁって思いました。しかし、これで営業部から現場へとバトンが移るのでようやくトンネルを抜けた感じがしています。

今後の工事の内容を現場の所長さんと照らし合わせます。
今回の現場は我々が意匠設計ですが、設計監理はK設計さんですが、IOSに則るらしく、相当に書類が細かく多いです。これから何でも変更するときは記載しないといけないので大変だな、、なんて思ったりしました。ルールもないと困るけどあり過ぎるとルールを管理するのが仕事となって、これまた一仕事になりそうです。

キックオフ会議から次は洞爺湖へ移動します。外は雪。昨日の東京は25度の初夏の陽気でした。一体何度の差があるんだろうか。5度よりもっと寒いに違いないです。気温差25度。。これでは体調もおかしくあります。ここ北の国はまだ白の世界です。

岡部泉

地鎮祭

2018年3月20日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎雪の中、神さまが降臨してくれたかな

東京は桜が咲いたというのに、支笏湖は雪。今日は、計画がここ3年にも及んだ案件の地鎮祭です。新しい旅館が立つ広い敷地の中に白いテントが張られています。その白いテントに白い雪が降りしきります。このテントの中で地鎮祭を行います。

幾度となく地鎮祭には参加してきました。今回は全てが新築の案件です。私も設計者として、テントに中に作られた三角の小山に鍬入れをします。
この土地には昔、鶴がたくさん生息していたそうです。その由来から神主さんの衣は雲鶴文様でした。鶴や鹿や熊、昔の生き物たちが自由に飛びまわっていた風景を想像しながら、神主さんの祝詞を聞きます。

この雪にのって神様は工事の安全を祈って降臨してきてくれたのでしょうか。どうぞ怪我なく無事に工事が終わりますように。そして、来年の今頃にはきっと開店の準備であたふたしていることでしょう。それに向かってまた時間との戦いが始まります。

岡部泉

振り出し

2018年3月14日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎見積もりってなんだ

見積もりというものは、本当に合っているかどうかがわかりません。工事の見積もり書は膨大な厚み、約10センチはある、ですのでこれを全部精査するって大変なことです。空色の表紙をみるだけでうんざりします。

まだ工事を始めたばかりのころ、この膨大な見積もりを何日もかけて項目ごとに見直す作業をさせられたものです。建物の巾木のメーター数を図面が全部拾って、価格を出したり、、長すぎますよね、、、全部の巾木の量をだすには、、と思っていましたが、ひとつひとつが積み重ねなんだよと建築の先生に言われてやってました。

でもそんな努力をしても変なところでどかーんって数字は変わってしまうのです。見積もりって一体なんのためにあるんだろうと思います。

信頼した通りにやってくれればいいのにと思っていまいます。それでも今回はちと違う。面積縮めたり冬期工事をやめたりしてこんなに努力したのに。。設計を半年以上もかけて作り直ししてきたのに。。がっかり。なんかおかしい。振り出しです。またそれぞれ持ち帰りで査定をすることにしました。勘弁してくれと言いたいです。

岡部泉

図面揃う

2018年3月4日 | izumi | 碧の座物語

◼︎一体何年やってたんだろう

支笏湖の新しい旅館の設計図面が揃いました。ようやくここまで来ました。25部屋の全てスィートルームという贅沢な旅館です。昨年、一度全部書いたのですが、概算が合わず面積を縮めて再度挑戦。地鎮祭の二日前に中止になったという混乱の館です。地鎮祭に出席するために家で荷物詰めていたら急に中止ですと電話をもらいました。薄々予感していましたが、あああ、、これで振り出しかとがっくり。。

こうして長期化してきた物件です。もう何年やってるんだろう。。。いろいろ企画が変わって、ここに来るまでに4年ほどかかっているんじゃないかなぁ。。我慢大会みたいです。でもこれで何がなんでも通していくはずです。3月20日が二回目の地鎮祭です。

もう準備万端です。あとはどんどんと工事に入ってもらいたいです。来年の4月オープンです。

岡部泉

初出張

2018年1月18日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎北の縄文

今年初の出張です。やはり北海道から始まりました。急にオーナープレゼンとなり、企画書をせこせこと用意します。おかげでさらに腱鞘炎が悪化。。悲しく痛い。筋膜リリースは追いつきません。
北海道は例年にない寒波で大雪のニュースが流れていました。覚悟して行ったら、釧路空港には案外雪は少なく拍子抜けでした。今年はこちらは雪が少ないみたいです。これじゃ東京の寒さといい勝負です。

早速プレゼンを始めます。来年4月にオープンするセレブ旅館の建築プレゼンです。昨日改めて企画書の整理をしたのですが、この企画はなんと2016年の1月に提出されていて2年越しの案件です。ようやく基本デザインが出来上がり、1月に確認申請の提出です。長かったなぁ。。

そんななので、皆さんもあらためて企画のおさらいをするのです。私が企画を先行しているみたいで、何だか変ですが、よくあることです。企画というものは、必要なのですが、殊更目に見えることに気持ちが行きがちなのです。不思議に思うのですが、女性の方が企画に関心が深く、男性の方が現物に目が行きがちに思います。これ偏見かもしれませんので、個人的見解として。

ひとしきり企画の説明をし、次はオーナーのご要望をお伺いします。オーディオルームは?ワインセラーは?ゆるっと空間は?とか。それらを網羅してしつつ、基本デザインを再び構成していきます。

この案件のデザインテーマは「北の縄文」です。私の大得意なテーマです。ねじ込んだというのも大げさですが、それに近いです。なんといっても、我々の世界に誇るべき「北の縄文」の文化です。これこそが、模範となるべき文化であったと思っています。今年はこれをさらに深堀していく年になりそうです。

岡部泉

札幌へ

2017年3月23日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎雹が降る

東京はすでに春めいて気持ちがよい季節となりました。再び支笏湖の新しい旅館の工事会議のために札幌へ向かいます。なんと日本は細長い。雹が降り始めてきました。北海道は迂闊な格好ではこれません。

今日は全ての客室平面図を仕上げていく日です。全部違うのにしよう!だって面白いじゃない!というオーナーの一言で、そうなりました。パズルをやっている気分です。だんだんと頭が痛くなっていくほど複雑。苦労したわりには、反応薄し。きっとわかんないのです。そうでしょうそうでしょう。自分でも覚えられないのですから。だんだんと説明する方も聞く方も辛くなるのです。

そんなこんなで、頭が痛くなったので昼ごはん休憩。雹が降る街中でしびれる担々麺を食べにいきます。しびれ度合いが選べる担々麺です。こんな寒い日にはナイスチョイス。

こうして私たちの仕事もこれで一段落して、あとは変更箇所を修正し、あらためて図面を整理して、構造計算と申請図面へと向かってもらうことになりました。ここまで長かったなぁ、、4年位前にこの土地にあった建物を生かす計画から始まり、概算が合わなくて頓挫し、次はやっぱり新築にしようということになり、図面を起こしていたら、CLT工法で建てようということになり、そしたら、案外えらい見積もりが出てきて、昨年12月にやっぱりRCにしようってなって、その時すでにクタクタ、、もう年明けから仕切り直しだなって思ってたら、急にオープン日から決まって、おぉーーい、早くデザイン起こせぇ、、間に合わんぞぉってことになって、ここまで3ヶ月全速力で来ました。

本当に長い長い序章の案件なのです。。。

そして、夜ごはんは北海道料理の店へ。毛蟹です!蟹の中で一番甘みあって毛蟹が好きです。それも冷凍じゃないちゃんとした毛蟹です。今年は毛蟹が取れなく、これは貴重品。でももう寝てないから力が出ません。蟹って美味しいけど面倒くさいのです。工事会議で一緒のK料理長が手早くさばいてくれて、あぁ、、極楽。うまぁーーい。辛い仕事もうまいもんで癒されます。

岡部泉

北海道の会議2

2017年3月8日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎現場は雪だらけ

昨日は、見たこともないほど大きなぶどう海老とアワビと北の国の山菜を鉄板焼きでいただきました。フレンチのシェフが鉄板を操る様はなんともカッコイイ。この土地に作る旅館には鉄板焼きやさんも作ります。いいな、北海道には鉄板に似合う食材が沢山あります。鉄板の厚みってどのくらいがいいかなぁとか、、とかなんとか言いつつ、料理長たちとまた夜中まで飲み明かし、、寝不足に加え、やや二日酔い。だめだなぁ。

でもそんな甘えたことは言ってられません。雪降る中、現場チェックに行きましょう。支笏湖の現場は雪に覆われていて、敷地図の傾斜はよくわかりませんが、よく知った土地です。この土地から見える不風死岳は堂々と青い湖に横たわっています。

真っ白な出来立ての雪の上には小さな鹿の足跡が跳ねるように点々と残っています。白樺の向こうにキタキツネがこちらを眺めています。そんな雪に覆われた現場をあちらこちらから見て、昨日まで書いていた図面の露天風呂は大丈夫かなと想像してみます。ここは国定公園なので、建物の制約がかなりありますが、なんとかクリアして進めていきたいものです。ただ電信柱が風景の邪魔だなぁと思ったり。観光立国日本としては、電信柱の埋設をどんどんしていただかないと。

なんとなくイメージはできました。これで東京に戻って立面図へ進みます。

岡部泉

北海道の会議

2017年3月7日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎ぐるぐると頭がまわる

25部屋、全部違う。そんな旅館を作っています。全てがスィートルームとかいうことで、明日の会議のためにじゃんじゃか部屋を作ってみました。でも難関も沢山。それでも案外面白いものです。いつの間にか夜中。結局あまり眠る間もなく羽田空港へ向かいます。千歳空港まで一眠り。

岡部泉

支笏湖のキックオフ

2017年2月16日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎いよいよ始まった

今日は、支笏湖の案件のキックオフです。設計会社、設備の方々、オーナー、そして我々の4社で私たちの基本設計について検討する最初の日です。ここまで10ヶ月、基本ゾーニングで右往左往してきました。ようやくまとまったところで、皆さんに集まってもらいました。ここまでが長かった、、

今回の案件は、新築25部屋、一部屋100㎡以上の旅館です。今はレストランもそうですが、格差の世界です。星を持つブランド店は予約がとれません。価格も半端なく3万から4万もするのです。中途半端な店はもう必要ないような時代です。これでもかとこだわったブランド店か、うまいカジュアル店のどちらかしか要らないようです。ハレとケが明確です。

そう思うと泊まれて食事ができる旅館はもっと高くてもいいように思います。本当に美味しいものを出せる旅館は7万くらいでも良いということになります。旅館にとって、ある程度のスマートなインテリアと露天風呂は当たり前で、何といっても比較になるのは料理です。料理がどうにもならない旅館ではどんなに格好よくてもリピートもままなりません。

今日は料理人さんも参加して会議にのぞみます。よく知った料理人さんでとても熱心でいい料理をしてくれる方です。厨房の面積も大事ですが、今回は器をきちんと納められるところをつくりたいと思います。バックヤードが充実していなければいいサービスもできないということです。まさに旅館は料理が核なのです。

これからは、設計会社の方々に構造に入ってもらいます。今回は同じ部屋がひとつもありません。それもコンセプトのひとつです。これから25部屋のバリエィションをつくっていきます。

来年の7月オープンを目標に長い道のりが始まりました。

岡部泉