葉室麟 蜩の記

2019年8月5日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎生きる美学とは

勧められて葉室麟さんの小説を読み始めました。まず1冊目は「蜩の記」。葉室麟さんの小説は、武士の生きる美学を通して今の時代に襟を正す、そんなミッションを持っています。
私は一旦読み始めると最後まで読み終わりたくなるのです。そんなこんなで朝方になってしまいます。だからいろんなことに夢中になりたくと思うのはバランス悪いせいです。寝不足で仕事が中途半端になってしまいます。

それでも、本というものは違う世界へ連れて行ってくれます。「蜩の記」は、無実の罪で命を限られる武士の話です。しかし、死んでも尚残された人たちにその意思を残しつづける。。正しく生きるということって何か、正しいということは何か、、そんなことを考えさせられます。しかし、今は、こういう美学をリアルに理解できる世の中じゃないのも残念ですが。

岡部泉

ブロッサム 日比谷

2019年8月5日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎内覧会

今日は日比谷にできたJR九州さんのホテル、ブロッサムの内覧会です。モダンなしつらえとアートのあるホテルです。このホテルをここまで完成させるにはたくさんの人たちのご苦労があったと思います。新しいホテルを見せていただくのはとても勉強になります。

内覧をさせていただき、試泊もさせていただきます。部屋からはビルの木立が一望。

都会育ちのT君があそこのビルだけど、あれがうち、そしてその手前のビルが母親で、そのまた少し離れたところが弟のビル。みんなのすんでるところが見えるよね。。ああもっと手前のビルが前もっていたビルね。あああ、、、、いつも失敗ばかりしているのに、なんだか誇らし気なところが癪に障ります。

また格差を感じます。才能があって貧乏なのと、才能はないけど金持ち、どっちがいい?って聞いたら即座に金持ちだろってこの人は言うんだろうね。

どちらも中途半端な私ですが、それでもやれることだけを一生懸命やろう。
試泊させてもらった素敵な都会の部屋で、私は武士の魂を描いた「葉室麟」さんの小説を読むことにします。生きて花、死んで香り。そんなことを思います。

岡部泉

AIと人

2019年8月3日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎人はズレを楽しむ

最近の調理機器はえらくて、メニューボタンで何でも作ってくれます。それをまたカスタマイズしてオリジナルとしても活用できます。そんな優秀な機器が大きなレストランを支えてくれます。

そのレシピをつくるのは人ですが、それもいろんな有名シェフのレシピデータがあるので三ツ星の味をつくるのも可能。お皿に盛りつけたりするのが人の役割?なんて思いますが、盛りつけさえこれからはロボットがやってくれるようになります。

じゃあ、人は何するのって思いますが、人はズレを楽しむのです。きちんとしたものを崩してみたりするひねくれ美学が日本にはあるじゃないですか。完璧なものが好きじゃないのも日本人。違いが好きなのも日本人。加工品的に料理を考えるのは、人不足の折、必須なことですが、人がやることはそのあとのちょっとした遊びを考えること。
AIが多様化すればするほど、人は面白がることを考えることではないかと思います。それをクリエイションと呼ぶのでしょう。

岡部泉

田老のウニ

2019年8月2日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎なんと上質な海の宝物

怖くて外に出れないなと思うほど梅雨があけて天気のいい日が続きます。そんなところに田老町漁協からウニが二箱届きました。明礬漬けでないチャプチャプと塩水に浮いたウニです。毎年恒例の贈り物ですが、今年は到着日が遅かったのです。それもそのはず、雨が多くて漁に出れない日が続いていたのです。
ようやく梅雨があけて、例年のように漁ができるようになりました。お盆前までがウニの食べごろです。

美しいオレンジ色のウニをみんなでウニ丼にしていただきます。うちの社員全員に配ります。この自然な塩味は何もつけなくても味わいがあります。まさに上質な海がつくる味覚です。

いつもながら、ごちそうさまでした。

岡部泉

九州からのお客様

2019年8月1日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎暑くてすみません

今日は、碧の座に九州からお客様です。東京へ戻る前に少しご挨拶をさせていただきます。

残念ながら北海道も九州同様、暑いのです。涼しい北海道でスッキリしていただきたかったのですが、本当に申し訳ない。暑いんです。

館内をご案内します。ここが北東北の縄文遺跡群の北限であったこと、縄文からアイヌそして現代への歴史と文化をこの館の思いにしたことなど。途中でいろいろチャチャ入れられつつ、、

旅館の役割は単なる宿泊場所ではなく、郷土を伝える場であってほしいと思うのはいつもどの旅館でも同じです。いつかそのミッションが観光や集客の軸にもなるのだと思っています。

岡部泉

再び二風谷

2019年7月31日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎ゴールデンカムイにはまる

碧の座のアートギャラリーをつくるために再び二風谷に伺います。鮭の皮でつくる靴やお針仕事の道具やイオマンテの時に使う花矢や弓などを依頼しました。

以前から本で読んだり見たりしてきたものですが、さらに頭に入るようになったのは漫画「ゴールデンカムイ」を読んでからです。漫画ってなんとわかりやすい。

「ゴールデンカムイ」は本当に北海道アイヌを少しかじった者にとっては、身近で面白いのです。

ゴールデンカムイのアシリパが持ってるメノコマキリ(女性用の小さな短刀)が欲しくなりました。木工作家の方がオリジナルデザインで彫ってあげるよと言ってくれました。それもいいなぁ。。狼好きの私なので、白い狼のレタラを彫ってもらおうかな。

岡部泉

新案件

2019年7月30日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎いつもながらに概算合わず

基本設計が終わり、まずは概算見積もりをすることになりました。建築屋さんがやる実施設計に移る前に当たりをつけようという作戦です。というか、私の基本設計業務の範囲で変更や修正をまとめてしまおうという事なんです。嫌だなぁ。苦労ばかりの損な役回りです。

各社概算がでてきました。こんなに大きな面積なのに、不思議なことに僅差でした。それでも相当な減額案を考えていかなければなりません。ああしてこうして。。。頭の中がぐるぐるとします。もっともっと大きなところで変えないと無理だぁと思うのです。しかし、こんな時でさえ、丸投げ感がひしひしと音を立ててやってきます。くるしいな、、

でも何となくいいアイデァが浮かんできました。あとは価値観をどう置き換えるかです。こう変えてもも別の価値があるじゃないか。早速、オーナー確認。案外いいんじゃないと軽くOKがとれました。

「どうせお盆休みなんてないんでしょ。その時にきっとこの図面直してるよね。暇しなくて良かったじゃない。」なんて心無い声が聞こえてきます。悔しいな、でもそれも本当です。別にお盆になんかどこかに行こうなんて思っていなかったので、いいですけど。暑い暑い夏、この修正図面をひたすらやる事にしました。

なんと哀れな、働き蟻。。。

岡部泉

れいわ

2019年7月29日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎新旋風。。

れいわ新撰組って今回の選挙の台風の目だったんだとあらためて思いました。山本太郎ってすごいんだな。SNSから演説、上手いんだ。そして面白い。面白いって相当に強い戦略です。

この人が会社やったらすごい会社になっただろうなんて思ったり。

岡部泉

オヤジファイト

2019年7月28日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎趣味というよりライフワーク

うちにボクシングを趣味にしているスタッフがいます。なんと、日本タイトルマッチに出ます。そこで今日は応援のため後楽園に行きます。ボクシングはテレビでみるでしたが、初めて生で見ることになりました。

このイベントの名前は「オヤジファイト」です。全部で17試合あります。一試合は3ラウンド。オヤジファイトと言ってるくらいですから30代後半から50代くらいまでの人たちが参加しています。中には女性同士の試合もありました。中には、プロでボクシングをやっていて年齢によりアマチュアに転向した人や、趣味が高じてここまで本格的になった人などいろいろなんだと思います。何試合もみていたら段々とスキルの違いを見極めることができ始めました。順番が遅い試合に従いまるでプロだなという風格が増してきます。見た瞬間に何か違うのです。やっぱり最後は体幹なんだなぁなんて思ったりしたり。

うちのスタッフは後ろから3番目でタイトル戦がかかった(ベルトがかかったというか)試合でした。相手は元日本チャンピオン。大丈夫かなとみんなでドキドキしていました。リングにあがって軽くスパーリングしている姿は、普段のおとなしいイメージとまったく違うものでした。へぇーーこんな側面もあるんだなと感心してしまいました。
結局、判定で負けてしまったのですが、よく健闘しました。大変なことです。

ここまでくるとこれは趣味という範疇も越えて生涯をかけたライフワークなんだと思いました。
次の試合の50代の方など、試合にお馴染みの方のようで、ボディビルの大会みたいに会場からたくさんの方から声がかったりして。。
戦っているのは、相手ではなく自分なんでしょう。勝ち負けを超えた美学を感じます。これがアマチュア精神なのか、なかなかに人生の究極の鍛錬という愉しみを見せてもらいました。
一緒に応援に行った食いしん坊さんもなんか影響されたようで、これからの人生何か趣味持たないとだめかなぁとポツリ。まさか、ボクシングじゃないでしょうね。。。
趣味がないっていうのも年をとる中、いけなくありませんかと聞かれます。仕事を終えたら何もなくなるからという心配なんだろうか。

うう、、数年前にそんなことも考えたことがあります。俳句なんかどうかなっておもったり、山登りのクラブに入ろうかとおもったり。しかし今も一切の趣味はありません。趣味に時間を裂ける余裕がないという方が正しく、でも仕事が趣味ということもなく、ただただ、会社というものと戦い続けています。こんなに単純な生活もないというくらい。

仕事は趣味じゃなくて、ライフワークと言えるんだろうか。今はそんなことを考えている前にまず動こうなんだ、それだけ。私も私なりにオヤジファイトなのです。

岡部泉

別荘

2019年7月26日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎ホテルのような別荘

富士山が見える別荘をデザインしています。どこからでも富士山が綺麗に見えるように考えます。どうしたらいいのかな、、こんなに大きい。ついつい予算を気にしてしまいます。でもそんなに気にしなくていいみたいです。私がデザインしたホテルをみてこの設計をお願いされたのですから、ホテルのような別荘をつくればいいようです。

少し気が楽になりました。一人でも寂しくなくて、そして家族といてとても楽しい、優しくて品格のある富士山のようなそんなデザインにして行こう。もっとこの別荘でしたいことを聞いてみよう。

岡部泉