岡部泉

北日本研究

北東北縄文遺跡の探求

日本の水の旅

良質な水を求めて

小さな良い暮らし

少しだけ良いもの、少しだけ美味しいものの暮らし

岡部泉

仕方もある

2017年2月19日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 奥日田温泉 うめひびき

◼︎流れのままに

今日も、誰もいない静かな会社で図面に向かっているとだんだんと細かなことが気になり始めます。そうなるととりとめもなく実物のサイズを描きたくなるものです。本気で何もかもやろうとすると時間がいくらあっても足りません。でもまだまだ広い面積全てにたどり着くには、先が遠いのです。

そんな時、久しぶりに昔のテニス仲間を思い出しラインをしてみました。天気が良かったからかな。こんな日にテニスでもできる健康な体があればなぁと思っていたのです。

そしたら、すぐ返信があり、お父さんの介護で大変だそうです。私の父も度々の脳梗塞で、介護認定を受けていましたが、査定のお姉さんがくると急に車椅子でしか動けないのに無理して立ち上がってみたり、急にたどたどしく英語で自己紹介したりと自分がまだ衰えてないことをアピールするのです。ああ、、これでまた介護認定の資格が上がらないねと母と呆れ顔。介護をする人も少しは休みたいのです。そのためにはヘルパーさんも必要だし、介護タクシーも介護ベットも必要です。介護する人のことよりも自分の対面の方が大事だなんて、本当に人間とは変わらないものです。

友人のお父さんも同じだそうです。昭和一桁って困るねって書いてありましたが、うちの父は大正生まれ。いずれにしても父権が生きていた時代の男なのです。今は男女平等どころか男子、厨房に入り育児をする時代です。

「大変だよ、今から着替えとどけないと」という友人はテニスが好きで毎日走り込んだりしていました。試合に出て優勝したりしていました。今はあまりテニスなんてできなくて太ってしまったそうです。辛いことも仕方なく、しかし辛いこともやがて去っていくし、流れにままにいくしかないねと話しました。

こんな会話も旅館のファミリー客室つくりに役にたちます。いろんなあったらいいなのこと、いろんなこんなだったら困ること、もっと考えて親切で素敵な客室にしないとです。

次は料理のうつわとしつらえの絵をかかなくては。難題は湧いてくるもの、でもなんとかなるもの。仕方ないこと沢山だけど仕方も沢山ある。

何事も止まらないように流れのままにいくしかない。

岡部泉

春の小雪

2017年2月19日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎いい気分に小雪降る

今日は、梅の宿の図面と碧の座の基本図面を粛々と行います。合間にうちの会社のことに頭を悩まし、がっかりしたり、悲しくなったりします。よほど私は会社の経営者に向いてないと思います。

出張から戻ると机の上にたくさんの書類や建築素材やパンフレットなど瑣末に並べられています。一人でコツコツとこなしていきます。毎日これをここまでと紙に書いてその項目を消していく快感。

そして項目を消し終わったご褒美は、近くの旨い店での一杯です。今日は12時ラストオーダーの素敵なご夫婦のお店に伺います。1日の目的はここにありました。遅いお客様歓迎の店です。ありがたいです。可愛い奥様とダンディなご主人。いいワインを数杯いただき、嫌なことがあってもこれでご破算です。飲食店とはこうあるべしという癒し効果のお手本のような店です。ごちそうさま。また伺います。

お店を出たら、小さく固いあられのような白いものがチラホラ。春の隙間の小さな一瞬の雪。本当に冷たく美しい。今日の気分には上出来な小雪でした。

岡部泉

梅と碧

2017年2月18日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 奥日田温泉 うめひびき

◼︎寝ている間に浮かぶもの

今二つの旅館が同時進行していますが、それはそれで個性が異なるので面白いものです。奥日田の「うめひびき」としこつ湖の「碧の座」です。寝ている間に二つの空間デザインが交互にが浮かんできます。あとしまった、ここおかしいというところも思い出して焦ります。起きるとすでに頭は動いています。

梅の旅館はひたすら梅のデザインが浮かびます。梅はどう表現できるのか。既存棟には長い廊下がたくさんあります。その壁が退屈しないように、というよりこれを長所と思い梅を印象つけるいいチャンスに変えたいと思います。

今日と明日は梅の日です。こちらは工事が着工しているので待ったなしの状態です。オペレーションやプランが動く最後の時です。でもその方がよければ、変更は必要なことです。ひとつ空間が移動すれば、またデザインもぐるりと変わってしまいます。ひとつ減額すると素材の使い方も変わります。何事も強弱のバランスなのです。

さてさて、寝ながらおもいついた意匠を具体的にしていきましょう。

岡部泉

旅館の個性

2017年2月17日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 奥日田温泉 うめひびき

◼︎旅館が変わる時代

ここ2年くらいで旅館が本当にカッコよくなりました。いい旅館がどんどんできています。観光立国ニッポンを打ち出した国策、そしてオリンピック。そんな中でより旅館の個性化が進んでいるように思います。もっとニーズとターゲットを絞り込んで考えないとと思います。

何もしない、おじゃましない、そんなほったらかしの高級旅館もあります。この間うかがった広島の「只只」という離島の旅館がそうでした。一部屋しかない宿です。テレビもなく、その代わりにあるのが目の前の海。素晴らしい画像です。逆にコミュニケーションが心地よい旅館もあります。皆さんがニコニコしている丁寧な旅館、山口の「大谷山荘」がそうでした。それぞれのニーズと個性です。目的と好みがはっきりしている方がいいみたいです。

目標をしっかりたてて進んでいこうと思います。九州の旅館は、凛として愛らしく、幅広い層の女性客をターゲトにしています。支笏湖の旅館は海外の方を含めた大人の料理旅館を目指しています。

北から戻りすぐ南の旅館の家具図面をつくります。さて、梅酒でも飲んでがんばろう。

岡部泉

支笏湖のキックオフ

2017年2月16日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 碧の座物語

◼︎いよいよ始まった

今日は、支笏湖の案件のキックオフです。設計会社、設備の方々、オーナー、そして我々の4社で私たちの基本設計について検討する最初の日です。ここまで10ヶ月、基本ゾーニングで右往左往してきました。ようやくまとまったところで、皆さんに集まってもらいました。ここまでが長かった、、

今回の案件は、新築25部屋、一部屋100㎡以上の旅館です。今はレストランもそうですが、格差の世界です。星を持つブランド店は予約がとれません。価格も半端なく3万から4万もするのです。中途半端な店はもう必要ないような時代です。これでもかとこだわったブランド店か、うまいカジュアル店のどちらかしか要らないようです。ハレとケが明確です。

そう思うと泊まれて食事ができる旅館はもっと高くてもいいように思います。本当に美味しいものを出せる旅館は7万くらいでも良いということになります。旅館にとって、ある程度のスマートなインテリアと露天風呂は当たり前で、何といっても比較になるのは料理です。料理がどうにもならない旅館ではどんなに格好よくてもリピートもままなりません。

今日は料理人さんも参加して会議にのぞみます。よく知った料理人さんでとても熱心でいい料理をしてくれる方です。厨房の面積も大事ですが、今回は器をきちんと納められるところをつくりたいと思います。バックヤードが充実していなければいいサービスもできないということです。まさに旅館は料理が核なのです。

これからは、設計会社の方々に構造に入ってもらいます。今回は同じ部屋がひとつもありません。それもコンセプトのひとつです。これから25部屋のバリエィションをつくっていきます。

来年の7月オープンを目標に長い道のりが始まりました。

岡部泉

仕方ない

2017年2月15日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎スレレスフリーも風邪には勝てない

昨日まで一緒だったT君が朝からだるそうな声で電話がかかってきます。嫌な予感。なんか昨日から具合わるんすよねぇ。ちょっと病院いってからにしようなぁ、、これも仕方ない。ストレスフリーであっても風邪にはかかるんです。朝から、黙々と仕事をする私はストレスの塊だけど風邪ひかない。これは何故?

総合格闘技の選手がインフルエンザで当日の試合に出れなくて、ライズの試合に永久追放されました。本人、相当に謝ってましたが、それは許されませんでした。こういうことなのかな。「仕方ない」が許されない世界もあるのだ。インフルエンザで高熱があっても試合に出れば良かったのかな。でも格闘技に仕方がない事情ってないのかもしれない。しかし、自己管理が足りないというのであれば、団体側も保険としてピンチヒッターを用意する管理が足りなかったのではないかと。

私も帯状疱疹でも出張に行こうとしたけど、お医者さんにストップかけられて出張をお断りしたことが一回あります。仕事は一種の格闘技でもありますが、命をかけるのがいいのかというとどうなのかな。つまりは、仕事はオーナーが満足してきちんと終わること、格闘技は試合にきてくれたお客さんが満足すること、つまり対価に値するための管理をするのがプロなんだと思うけど。

ま、うちのスタッフが休んでもいなくても何があっても、代価と満足度を支払うのが私がプロの資格だと思う。今日も一人欠けたけどやってこう。命も体も大事。こういう仕方ないは本当に仕方ない。

岡部泉

梅の郷2

2017年2月14日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 奥日田温泉 うめひびき

◼︎困るひたすら困る、しかし諦めも肝心。

重要な課題を乗り越えられていない。これは困る。そう思いながら寝ていたら、少しは昨日よりいいアイデァも浮かび決心もつくものです。諦めも肝心。大きく考えれば顧客満足度には影響がなさそう。まぁいいかと思うことも大事かなと。。適切な減額案は最も大事な仕事です。

まずは、ここから本来のデザインに入っていかなければなりません。一つの旅館をつくるにはたくさんの仕事があります。インテリアももちろんですが、備品や家具などもいっぺんに考える必要があります。テレビや冷蔵庫だって決めて考えないと家具が作れなかったりします。決めることが山ほどあります。

来週までまたがんばろう。東京行きの飛行機の中でも、頭の中で何度も考えがぐるぐるして眠れません。でもストレスのない俺を豪語して自慢していたうちのスタッフのT君はぐーぐー寝ているだろうな。。それも困るけど、諦めも肝心。仕方ない。ストレスもほどほどにあった方が進歩はするだろうに。

そういえば、この間一年仕込みのさっぱりとした梅酒のラベルをデザインしたのですが、ようやく商品として店舗に沢山並んでいました。おっ、目立つ!いっぱいの梅の花が咲いた梅のお山のようです。早速うちの風邪ひきの女の子に飲ませてあげようと買おうとすると、今回のプロジェクトのメンバーであるY氏が、「いいですよ、お土産としてお持ちください。デザイン代ですから。」と言った瞬間、のけぞるように大笑いして自身で受けています。こんなに大笑いしているY氏は見たことがない。わかんない、さっきまで迷子の子猫のように丸い眼を潤ませて困っていたのに。。まぁ、楽しいことはいいことだから、これも肝心。

岡部泉

梅の郷

2017年2月13日 | izumi | イエローデータデザイン日記, 奥日田温泉 うめひびき

◼︎梅可愛し、愛らし

大分県の大山に向かいます。梅の郷です。少し雪が残る山々の中に白い梅の花がポツリポツリと愛らしく映ります。昔、自分の絵とともにカレンダーを作ったことを思い出しました。まだまだ寒いこの時期を「梅見月」と呼び梅の絵を描きました。まさに2月は梅を愛でる月です。

桜が好きな日本人ですが、梅は桜よりも凛とした強さを感じさせる花です。桜はどうも見られることを好んでいるかのように、下を向いて咲いています。梅は人のことなどお構いなしに尖った直線的な枝先に空を向いて咲いています。そんな梅ゆえに尊厳をもって歌に詠みたくなるのでしょう。

しかし、今日はそんなことを悠然と考えている暇はありません。カリキュラムがたくさん詰まっています。工事はもう待ってくれません。これから建てられる土地には白い囲いが作られています。嬉しいというより、困ったなぁという方が強いです。まだ心の準備どころかデザインの準備もまた企画も整っていないようで、誠に焦るのです。

たんまりと積まれた問題に取り掛かるのみです。夜が更けたとしても、問題は解決していないのです。今日はビール飲んで明日考えよう。

岡部泉

動けない日

2017年2月9日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎こんな日もあるんだ

今日は、全く頭も体も動かない、ダメダメの動けない日でした。インフルエンザが移っていたら打ち合わせをする方々に迷惑がかかると思い病院にいきました。インフルエンザではありませんでしたが、「過労だよ、もう休みなさい」という先生。

やらなくてはならないことが沢山あるというのに、何もできなかった今日は残念なもったいない1日でした。いつか心配もなくストレスもなく過ごせる日がくるといいなと思いつつ、今日は少し早く帰宅しました。

岡部泉

あめやの撮影

2017年2月8日 | izumi | イエローデータデザイン日記

◼︎こうして10年か。。

今日はホワイトデーを前に新作の撮影です。今年の新作は「あめとショコラが出会って、、」というキーワードで新作「ルチル」を発表します。

ついこの間デザインしたパッケージが出来上がってきました。ふむふむ。。今年はこれがどのくらい売れてくれるのでしょう。

そんなことを繰り返して、このあめやというブランドが出来て、10年になります。今は、たくさんの商品ができましたが、当初はあまり理解もされず、いつの間にか開発をしてくださったO女史と二人だけでの戦いでした。だいたいあめだけで一つのブランドができるのだろうかと思われていたと思います。

あめのコンセプトを崩すというコンセプトでスタートしました。つまり破格です。あめはなめるだけじゃない、クッキーのように食べたり、パンにつけたり、お茶のように溶かしたり、、、いろんな行動を考えてここまできました。ついにあめは食べるだけでなくメッセージを伝えるものだであったり、額に入れて眺めるものであったりと、まさに食物のコンセプトからも離れた開発もありました。

今はあめや推進課という立派な部署もでき、スタッフも増えました。私の手を借りずともいろんな試みであったりパッケージを作ってくれています。このブランドを作った時に、決して後ろに下がらず革新であることしか道はないと言ったものでした。10年たってまた新らしい時代へと進んでいくのだと思います。次の10年は一体何が待ち受けているのだろう。またこの10年でできたルールを破っていかなくてはなりません。

岡部泉